認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

歯医者ボヘミアンの終焉!?

夫の入院前PCR検査を受検しました。
検査後、顔面蒼白な夫が検査室から出てきました。
涙浮かべてるやないかい。可哀想に。
「周りの人は高齢者も子どもも、みんな平気で受けて、出て行く。
誰も泣いてない。なんでおれだけぇぇ」
全く同じことが、白内障の麻酔のときにもありましたね、夫よ。
デジャブかと思いました……。

ま、私は人のことは言えませんけどね。

受検後に近くのコメダで一息。コメダンディがかわいい…。トイレの表示、男性、女性と、レインボーカラーの人が描かれていてうれしくなります。

さて、施術中に顎が外れて、私が歯医者さんを飛び出してから、
そろそろ2カ月が経とうとしています。

【歯医者さんを逃げ出した経緯、過去記事です】

その2カ月間に2回、以前通っていた顎関節症外来を受診しました。
■1回目受診
コロナ禍で1年半ぶりの受診となってしまったことをお詫びして、
担当医師に、歯科医での施術中に逃げ出したことを報告しました。
受診中に、緊急時の、外れた顎の入れ方をおさらいしたり、
改善に向けてアゴの体操を指導していただいたり。

もう二度と前の歯科医に戻りたくないので、
歯科恐怖症のアラカンの私を診てくれる、
静脈麻酔や笑気ガス使いまくりの、
大の大人の恐怖症に親切に対応してくれる歯医者さんを紹介してほしいと
無理なお願いをしました。
担当医師、たいへん丁寧で親切でいらっしゃるので、藁にもすがる気持ちで。


さらに、場違いを承知で、お口の中の痛みも相談しました。
歯科では「舌痛症ですね」でスルーされるヤツです。
「舌痛症」「気のせい」「幻の痛みです」
聞き飽きたわっ!! 
こちとら真剣に毎日痛いんじゃぁ!!!

しかし、顎関節症外来の先生はとても親切で、
ひととおり診察したのち、
「最近の医学では、舌痛症は【痛覚変調性疼痛】であると考えることが多く、
幻の痛み、気のせいではなく、痛みを誤認してしまう神経の問題と捉えます」
と、わかりやすく教えてくださいました。
【痛覚変調性疼痛】!?。初耳だわ、目からうろこだわ。
「もしかすると効くこともあるから」と、
立効散(りっこうさん)を処方してくださいました。
※残念ながら立効散は私には全く効かず。逆に痛みが強くなり往生しました。人によってはお口の中の痛みにたいへんよく効くそうなのでリンク張っておきます。

顎関節の形状異常のない私の場合の顎関節症は、
顎関節のトレーニングと、咬筋(こうきん)を中心とした筋肉のマッサージを
丁寧に続けることで改善を図ることが可能だそうです。
「自宅で毎日やるように」と指導されました(そしておうちで結構がんばった!)。

■2回目受診(今週火曜日)。
顎関節症の開口サイズは2センチほど改善。
しかも診察時にもちゃんと口を閉じることができました。
「この調子で頑張って、スムーズに動ける顎関節を作りましょう!」
と、先生もうれしそう。
これからも地道に体操を続け、大口叩けるアラカンになります(違

 

舌痛症、さらに加えて奇妙な歯の痛みがあるので
双方に対して歯科ペインクリニックをご紹介いただき、
しっかり向き合うことになりました。
専門医に診てもらうことは初めてです。ありがたい。
いつかお口の中を気にすることなく過ごせる日がくるのかしら。

そして問題の歯科医ボヘミアンです。
紹介状を書いていただいたものの、紹介先は障害者専門の歯科医らしい。
顎関節症外来の先生も
「健常者だと断られる可能性もあります。
まずは電話して相談してみてください」とのこと。
ドキドキしながら電話してみたら、快く受け入れてくださることになりました。
絶体絶命でしたがもしやこれ、持ちこたえられたのか!?
大学病院の紹介状、最強かも。
😭😭😭

電話口で、
とにかく歯科が怖いこと、金属アレルギーでメタルフリー治療ずみであること、
顎関節症でよくあごがはずれることを説明し、
「先日、歯医者さんの施術途中で逃げ出しまして」と申告すると
「それはたいへんでしたね」とやさしいお言葉。
歯科医とは思えないリアクションに感動しました。

 

「今は何も問題ないですが、遠からず不都合がでたときに備えて、
日々のメンテナンスをお願いしたい。
もちろん不都合が出たらすぐ治療はお願いしたいです」

「わかりました。クリーニングは問題なく受けられますか?」
「ムリです。笑気ガスとか、麻酔をお願いしたいです😭😭😭」
「わかりました。大丈夫です」

探していたところがあった!!!のかもしれません。

私の探していた歯科医の条件
 ◎笑気ガス、静脈麻酔治療を両方対応できるところ
 ◎歯医者恐怖症のクランケに親切対応できること
 ◎我慢を強要しないこと
 ◎もちろん腕がよく、簡単には歯を抜かないこと
 ◎気長な歯周病治療
 ◎金属アレルギー対応
 ◎顎関節症対応
 ◎些細な愁訴にとりあってくれること

少し遠くて、新宿乗り換えで電車を乗り継いで行きます。
コワくなく、痛くなく、治療していただけるのならなんのその!
レントゲンだのなんだの、全部撮り直しです。
いやいや、全然いい! 快適歯科治療には代えられません!!