3カ月ぶりに、定期の歯医受診でした。
紹介していただいた、
歯科恐怖症の私にも対応していただける歯医者さんです。
この日は、ただの、定期のクリーニングなんですが
笑気ガスかけてやっていただけます。天国です。
ただ、歯科ペインの先生から
歯科の先生に相談してみるように言われていたので、伝えました。
✔ 右下の歯の痛みは、歯に原因がある可能性もある。
✔ 舌痛症は、舌が歯についてほんの少し傷ついているようにも見える。
これらについては、次回別に予約をとって診ていただくことになりました。
どちらもその通りだと思っています。そもそも右下の神経を抜いたときに激痛で、その後も痛みが残り続けているんですもの。舌痛症も、初めは歯科治療後に始まったんですもの。さてどうなりますことやら。
で、笑気ガスを使ったクリーニングです。
笑気ガスを使ってくださるというのに、
チキンな私は、はじめ強い恐怖感があります。
「痛いのに痛いと言えなくなって、痛いままどこかに閉じ込められたらどうしよう！！」
というなんかもうどうしようもない妄想恐怖です。
ガスをかけはじめても
「だめです、だめです、まだだめです…」が繰り返され、
最後濃度が上げられてようやくフェイドアウトできる感じです。
なんなんだ、あの怖さは。
先方からすると「なんなんだ、このチキンは」になるんでしょうけど。
濃度を上げてもらってからは、おかげさまで旅立つことができました。
私は“旅”をしやすいタイプなのかもしれません。
以前も、笑気ガス使った治療を別の歯科で受診した際には
ジュラ紀や白亜紀まで旅していました。
退行催眠でも充実した旅をしちゃうしなｗ。
今回はもっと遠くまで旅してしまった感じで
ざっくり言うと、つかの間、ワンネスを味わったような気がします。
壁がなくて、溶けてた、みたいな。
「ああ、私このまま死ぬんだな」と思っていました。
「まいっか。さようならだ。
だがしかし、ああ、日記に思いきり夫の悪口書いちゃったな。
アレを読まれたら勘違いされるな。
ちがうのに。すごくしあわせな人生だったし、
なにもかも全部満足、楽しい経験だったのに、
それを伝えられないのは悲しいなぁ。悲しいなぁ。悲しいなぁ…」
みたいなことになって
施術中、滂沱（ぼうだ）の涙でした。
さらに、戻ってくるときに強烈だったのは
「ちょ、待って、これ、違うのでは！？
ここに入るんじゃないんじゃないの？ 間違えてない？？
どうしよ～～～～～！！！！！」
で、目が覚めました。
あの日から私、もしかすると、
以前と違う人生を歩み始めているかもしれません。
施術後、歯科衛生士さんが
「ごめんなさいね。そんなに涙こぼれて
きっと怖かったんですね。これからもっとちゃんとガスをかけますね」
とおっしゃいました。親切な方です。
うまく説明できそうにないし、
説明しても笑われるだろうし、怖かったのは本当なので、
否定はしませんでした。
この日は夕食のとき、夫にきちんと伝えました。
「もしも私が死んで、日記帳を開いたときに
夫さんの悪口がたくさん書いてあったとしても、気にしないで。
それはものすごく怒っているだけで、私の本当の気持ちとは別だから」
「え？ う、うん」
本当か？ 本当にわかったのか！？
まあいい。
