先日、定例の歯科ペインクリニックに行きました。
舌痛症の改善のために受診しています。
こちらの医師と話すとたくさん教えていただくことがあります。
※顎関節症は、笑気ガスかけてれば、歯科治療中も顎ははずれないことがわかり、いったん卒業。
舌痛症に関しては、もう20年来のつきあいです。
はじめは自分が舌痛症とは全く思わず
「めっちゃ痛いから傷があるのよ、間違いない!!
そんな気のせいの痛みなわけがない💢」
「舌のふちの小さなプツ。これが痛みの元なのよ、きっと!!」
と思っていましたが
どうやらこれこそが舌痛症らしい。_| ̄|○
「舌痛症」を認めることは、
自分の豆腐メンタルをさらすようで、
少し恥ずかしい気がしました。
でも、健康オタク仲間にカミングアウトしたら
「それ、私もよ!」と聞き、かなりホッとしました(やっぱり豆腐メンタルw)。
舌痛症やら、顎関節症やら、
とにかくお口の痛み&不快感が少なくありません。
ドライマウスだし(ドライアイ、ドライノーズ等も)、「シェーグレン症候群」も疑われましたが突き詰めてはいません。対症療法しかないなら、突き詰めてもせんないだけ…。
そもそも、よく歯は痛みます。
定期検診も受けているし、歯磨きはほぼ褒めていただいていて、
虫歯はすべて治療済み。歯周病はある。
歯茎がたまに痛むのは疲れが溜まると古傷にくるのだと思っていました。
【過去記事です。古傷…】しかし古傷以外にも歯は痛みます。
歯医者さんに相談しても、いつも
「虫歯ではない」「ありえない」「気のせい」と言われていた疼痛です。
ポテトチップスやおせんべいなどを間食したあとに歯の表面がじんわり痛くなる。
つまり、たくさんモグモグカチカチするあとで
痛み始めるような感覚があります。
また、それとは異なり、
ときどき原因不明の激痛が突然始まり、
気道から漏れて口内に届く吸気が強烈にしみて、
悶絶することもあります。もう何もかもが痛い!
ロキソニンを飲んで息を殺して横になって、ゆっくり眠ると、目が覚めた頃には愁訴が消失しています。
自分では、
「加齢で歯茎が下がって歯の神経が飛び出しちゃってたのが治ってくれたのか」
と思っていたんですが
どうやらそうじゃありませんでした。
歯科ペインクリニックで教えていただいたのが
「非歯原性歯痛」です。
上記サイトを見ると、私の場合は、
モグモグカチカチのあとの歯の表面の痛みは
筋・筋膜性歯痛と思われます。たしかに、
クリニックで検査すると咬筋がカッチカチに固まっていました。
刺すような飛び上がる痛みはおそらく、
神経障害性歯痛の発作性神経痛だと思われます。
非歯原性歯痛は自律神経失調症のひとつでもあるそうです。
私は20代でほかの愁訴で、自律神経失調症と診断されています。すべて、つながっている感(汗
「非歯原性歯痛の場合は、歯の神経を抜いても、
変わらず痛みますからね」と聞いて
ゾゾゾゾゾとしました。
先のサイトの最下部の相談・受診先を見ると
「歯科」が見受けられますが、私自身は
三軒の歯科で相談し、指摘されたことは一度もありません。
三軒とも「それは気のせい」であしらわれています。
歯科ペインクリニックで初めて「非歯原性歯痛」指摘していただき、
積年の苦痛に対してようやく改善のアプローチが始まりました。
振り返ると、非歯原性歯痛が始まったのは私の場合、ものすごくつらかった歯科治療の直後からです。「きっと治療が十全ではなかったのだ」という自分が抱いた疑惑で覚えています。その状況を、治療の強烈な痛みがトリガーとなって非歯原性歯痛を引き起こしてしまったと解釈すれば、自分でも納得です。
先ほどのサイトの違うページです。
原因不明の歯痛(非歯原性歯痛)は、誤診されて抜歯されることもあるそうです。
あんまり痛いから「いっそ神経抜いて…」と思ったことが、私もありますもの。
コワっ。三軒の先生方、そのまま保留にしてくださってありがとう😭
「よくわからない歯の痛みは、加齢で体質が変わり、
お口の中がいろいろつらくなるうちのひとつ。
うまくつきあっていかなくちゃ」とあきらめていました。
もしかすると改善していけるかもしれないと
希望が見えるとめっちゃうれしい。
処方された柴朴湯(サイボクトウ)ほか。柴朴湯は舌痛症のほか、非歯原性歯痛や自律神経失調症にも働きが期待できるのだそうです。
虫歯じゃないのに歯が痛む場合。
歯周病とも違う場合。
一般歯科ではない、歯科ペインクリニックなど
専門医の受診をお勧めします。