認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

封じることば_「ホント」「でも」「頑張れ」「大丈夫?」

夫、肺がん術後の1カ月間の自宅療養期間を経て、
職場復帰から1カ月。
おかげさまで、すこぶる順調に経過しています。
咳はあるものの、少しずつ減ってきています。

声が昔の夫の声に戻ってきました。
術前は、のどに膜が張っているように感じていたのですが(私が)、
それがなくなって(本人は全く自覚なし)、
私はきわめてうれしいです。
夫の声を聞きながら、私が勝手に、
危険信号を受け取ることも、もうありません。
すっかり落ち着いています(私がw)。

 

先日夫が、
職場の同僚女性から言われた言葉を喜んでいました。

 ✔術後、目が開いてイキイキしているように見える
 ✔声がよくなった(ほらね!)

カミングアウトしているので
職場のみなさんにお気遣いいただいています。
そんな中で、
彼女の、ただ前向きなお褒めの言葉はことのほか響いたようです。

人によって、場合によって、
“響く”言葉は変わりますが、私も
彼女のような言葉の使い方ができればいいなと思いました。
さり気なく寄り添うように言葉を使えたらいいなぁ。

 

常々、会話のなかで(がんサバイバー相手に限らず)
「ホント」「でも」を極力使わないように気をつけているものの
つい言っちゃう。封じきるのが難しい。
「頑張れ」は言わずもがな。
最近は「大丈夫?」も使わぬように心がけています。
「大丈夫?」と使いたいシーンで、
言われた人が全く大丈夫なことはあまりないく、
「生きてるから大丈夫やけど、気持ちは大丈夫ちゃうし」
みたいなのが多いよなぁと気になって。
これもなかなか難易度高いです。

母は元気。
「肩甲骨の下あたりが青あざなので湿布を貼りたいのに
全然貼れない💢」と嘆いていました。
母さん、お洋服は全部脱がないと、背中のほうに貼るのは無理だと思うんです…。
私が帰省するまでもう少しだけ待ってて…(汗

日曜日のAlexa別れ際に、なんの気なしに、
小さな子どものときみたいに、
「母さん、だーいすき!」と言ってみました。
母がめっちゃうれしそうでした。
そうか。そんなにうれしいか。

これからもう少し、好き好き好き好き言いますよ。