認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

介護帰省2日目。もう東京に帰りたい

民生委員さんのお宅にご挨拶に行って帰ってきたら
次、これからお隣にご挨拶にお持ちしようとしていた
お茶やら、チョコレートやら、
母がお遣い物をあけちらかして
勝手に飲み食いしていました😲

まさにこれからお隣に差し上げるチョコレートは食べられちゃったし
もうおうちに帰りたい。

ああ、チョコレート、とくにお隣には差し上げたかったのに、のに、のに。
まあいい。しれっとお茶だけ差し上げよう。

 

私の作業部屋に置いていた、届いた宅配便の箱の中にしまっていたものを
母は、距離のあるその部屋まで行き、
わざわざ箱を開き、中の幾重にも包まれた袋を開けて
中身を持って行ってしまいました。

「母さん、私の荷物をなぜ開けたんですか💢」と聞いたら
「え、食べたかったから」。

いや、そもそもなんで人の荷物を開けるんですか。
そしてどうして無断で食べちゃうの!?

 

認知症が入って強化されているとはいえ
残念ながら、もともとの母の性質でもあり、私の苦手なところです。
母の姫気質なのか、ただ多動のせいなのか、
このように出るときもあります。

人の物を勝手に開けたり、見たり、食べたり。
私自身が子ども時代に「うちには安心できる場所がない」と感じていた
リトル・フクに直結しそうで
やばい。もちつけ、おれ。
たぶんHSPのせいと思いますが、私にはプライベートスペースが必要不可欠と感じています。
暑さとプライベートスペースがないことに弱い。まあほかの強刺激も苦手です(汗


さて、民生委員さんとのトーク
「お母さんはお元気」という話になりました。
毎日歩き回っていることや(それもかなりの早足)、
バスに乗って出かけることを、
民生委員さんはよくご存知でいらっしゃいます。
「それもこれも、このまちに暮らしているおかげだと思うんですよね」
と言うと、
「そうよぉ! お母さんもしょっちゅう、
『子宅で同居なんてしたら、私はすぐに死ぬわ』
っておっしゃってるしねぇ。

私も、お母さんはこのまちにいたほうがいいと思う。
そのほうがお母さんのペースで
元気に動けると思うわぁ」。

常々私はそう思っていますが、
まちの人にそうおっしゃっていただけるのは、
泣くほどありがたいことです。
なにか、ゆるされた気持ちになるというか。
こうして、母をひとりで置いてていいですか。
うちの母を、どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

ただ、現在のところ、問題が表面化していないためにかけていただける言葉なので、できれば今後もできるだけ水面下(=ご近所に迷惑が及ばない)の問題発生にとどめてほしいと思うわたくし。すでに、もうほころびはありますが、「ご近所さんアンテナ」と民生委員さんのサポートでしのがせていただいています。
あくまでこれは、うちの母、うちの家族の場合で、
親御さんが同居したいケース、同居のほうが収まるケースなど、個性と環境、組み合わせによって答えは様々で、決して一概には言えない問題です。
なんてったってうちの母、実家ででも、「子との同居は嫌だ」という人で、独立心半端ない(いや、おれだってヤださw)。