認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

90歳。コンビニパンがディナーでもいいじゃない!


連日、ちょっと新鮮な感じで
「この割烹着はいいわぁ」とのたまう母。
「色も好きだし、暖かいし、これ着てどこまででも行ける」
と昨日とほぼ同じことを言い、
「でも、これでバスに乗ってまちに行くのはやめたほうがいいわね」
と、昨日と少しちがうことを言い。まあ、よかったです。

「母さんがすごく気に入ってくれたので
色違いの茶色も買って送りましたよ」と言うと
「え~、茶色!?
真っ黒くろすけなんじゃないのぉ!?」
不評でした。自分で言ってから大笑いしていましたが。

「割烹着は母さんのスモックみたいですね」と言うと
「そうなのよ! スモック、便利よぉ」とニコニコしていました。
近年の母は食べこぼしがたいへん多いので
次回帰省時にお洗濯するのが楽しみですw。

 

大笑いする母の姿勢がきれいだったので、すかさず
「母さんは背筋がピンとしてきれいですねぇ」
と言ったらちょっといい気になっていましたw。
人間、いい気になるのはすごく大事。


母のからだ、私よりもずっときれいに伸びてますw。

今日の母の夕食は、
コンビニで買ってきたサンドウィッチです。
もう全然いいです。
母が自力で買いに行って調達できたのですから、
コンビニのパン、ばんざい。
それがディナーだっていいじゃない!
Twitterでみなさんの助言をいただきながら、私もようやく
母の個性を尊重できるようになってきました。
ひとりで暮らす、ひとりで生きる母、がんばれ。
ほんの少し前までは「せめて夕食はご飯を食べてください」
「栄養あるものを食べてください」
と思っていました。
もう自分で食べられたらなんだって御の字!!

「あ、そうそう。これさっき、お隣にいただいたのよ」
缶入りのクッキーを持ってきて見せてくれました。

「あらよかったこと。
ときに母さん、結構召し上がったのでは?」と突っ込むと
「少ないのはいろんなところにお供えしたせい」だそうです。
これは多分本当。信じていいと思います。

 

いただくのはありがたいし、うれしいことですが、
母とのもののやりとりで、ご迷惑をおかけしたこともあるお隣さん。
多動な母の、ハートに火がつかないかがちょっぴり気がかりです。
まあいい。
起こってから考えましょう。