認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母の忘れたのを逆手に取り、配食を週2回に増やせました

日課の、夕方Alexa呼びかけをしたら、
ちょうど母が配食のお弁当を受け取ったところでした。


母は食器を戻すなどができないので、使い捨て容器で対応していただいています。エコではありませんがありがたい…。

母はよく、食べているものを画面越しに見せてくれます。
「ニンニクのにおいがする…」と言いながら
今日もお弁当を見せてくれたので
「あらあ、母さん、おいしそうですねぇ!!」と讃えました。
「今食べたいけど、食べると夜にお腹がすくから
あと1時間我慢…」と言っていましたが、すぐに前言撤回。
「だめだ、もう食べる。お腹減った」と、
ダイニングに食べに行ったところで本日のAlexaトークは終了w。

とてもよいこともありました。
母が「お弁当はいつ来るんだっけ?」と言うので
これはチャンスだと思い
「火曜日と土曜日、週2回ですよ。
4月からはお弁当は火曜日も増えましたからね」
※嘘です。本当は土曜日だけ。咄嗟に、増やすチャンスだと思ったのでデマカセが口をついて出ました。
「じゃあちゃんと書いておかないとわからなくなる…」
と、4月のカレンダーの全火曜日に「お弁当」と書き足す母…。

やったー!!!
5年がかりで、配食を1日増やせました!!!!!

 

通信を切った後で、すぐお弁当屋さんに電話したら
弁当屋さん店長の声も、心なしか、少し弾んで聞こえました。
快く引き受けていただけました。うれしいな。

母がコンビニで食事を調達する楽しみは残してあげたいけど
基本のお食事は確保できていれば安心です(わたしが)。
週3まで配食をお願いできれば理想的だと考えます。
焦らず、1歩ずつですね。


 配食は、2018年に母が急性膵炎で入院し、退院してから、自宅で独居なのでスタートしました。退院後は、今までのようには動けないし食事の手配をどうしよう…と困っていたときにふと思いつき、実家市の配食屋さんをリサーチして、依頼しました。母が出かけられるようになるまでは、最初は毎日届けていただきました。当時は介護認定も受けておらず、私ひとりで孤軍奮闘でした。
 母が買い物に行けるくらい回復してからは週1に減らすことに。しょっちゅう「自分で作れるから配食はいらない」と言われ続けましたが(もちろん実際には作っていないので、母の建前の話です)、「私からのプレゼントだから」「私の安心のために週一くらいは召し上がってくださいな」と答え続けて、ごまかし、ごまかし、幾星霜。
本日「週2」に増やせました!!! 
じわる。

ちなみに、実家市では高齢者への配食サービスは
1食あたりの利用者負担は400円です。助かります。
最高週6食までお願いできます。


3時間後、母から電話がかかってきたのでAlexaをつなぎました。
さっき話したことを完全に忘れたようです。
途中、私のタッチに違和感を感じたか、
「もしかすると2回目かも知れないけど
2回でも3回でもいいじゃないねぇ」と言うので
「もちろんです! 当たり前じゃありませんか、母さん」
と応えました。

…わたしの、お口が、気持ちいいw。