認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

遠距離介護スタイル変更のタイミング

ケアマネさんにご相談のお電話しようかなぁと思っていたら
あちらから電話来ました。通じ合ってる❤(違

「介護認定が娘さんの帰省時に合わせたかのように出てくることになったので
郵送前にケアマネが先に市役所に受け取りに行こうと思うが構わないか」
という話でした。
お言葉に甘えて、ケアマネさんに受け取っていただくようお願いしました。


こちらからは、「配食が週2に増えた」ことを伝えたら、
驚いていらっしゃいました。

また、簡単に今後の訪問介護のご依頼目標をお伝えしました。
以前ケアマネさんに、「お母さんの介護で、今後の娘(フク)さんの希望を聞かせてほしい」と言われていたのでウニウニ考えていたことです。

あまちゃん」で出てくるウニがおいしそうで…。

【CONTENTS】

訪問介護、次のステップアップ

娘の考える目下最大の目標は、
現在は1階居室までの入室ですが、ゆくゆくは
2階の母居室まで、ヘルパーさんに普通に入っていただけるようになること。
将来の母の状況の変化を考えるとマストと感じます。
阻んでいるのは、母の拒否感にほかなりません。

 

◎目標達成のための計画2案

それをクリアするために、ケアマネさんに、「ヘルパーさんに
以下のどちらかのアプローチで相談できないでしょうか」と、提案しました。
A案)
ごく普通な流れで
「ああ、階段にホコリが溜まっている!
滑って転んでは大変なので少し拭かせてくださいね」
で、しれっと階段途中まで床を拭いてもらい、
徐々に2階への侵入(?)距離を伸ばす。

B案)
ごくふつうな流れで(特別感を一切出さずに)
「娘さんが帰って2週間経つので
久し振りに今日は◎◎さんのお部屋に
掃除機をかけましょうね」と、めっちゃ普通にアプローチする。

「…おそらくB案のほうが成功率高いはずです」
と話すと、少し驚かれたようでした。
そうなんです。しれっと進めるほうが成功率が上がるんですよね。

なぜ、母がヘルパーさんが入ることに拒否感を持つのか
についても私見をお伝えしました。

◎母がヘルパーさんを嫌がる理由3つ

✔母は気質的に片付けられない人。
もともとの母は、若い頃から一貫して片付けが苦手。ADHDの気質的なものだと思います。娘(フク)は幼い頃から、母に代わって片付けられるように仕込まれていました。なんのことはない「フクちゃん、ちょっと来て~。いつもみたいに魔法を使ってきれいにして」と、おだてられるだけです。で、私が片付けると「さすがだわ」「天才」「ピカピカね」と盛大に褒め讃える…ということを、ちんまい頃から日々繰り返されていたわけです。
 褒め讃えられるもんですから、私もいい気になって片付けていました。いや~、母に踊らされました! もとより、私は私で、気質的に片付けたい、空間やモノに触れていたいという気質でして。母との凸凹がうまく合っていたのです。

✔でも、人には絶対的にいい顔をしたい。
   プライド高く人にほころびは見せたくない。
ヘルパーのみなさんは唖然とするかもしれませんが、今の状況で、母的には「人が来るのに備えてちょっと片付けている」のだと思います(他人様が見て、できてるかどうかの判断は全く別。母は片付けているのだと思います)。実際に、私が帰省したときでも、流しに片付けた気配を感じることがあります。でも本人はそれがかなり苦手だし、面倒だし、できない。したくない。きっとふつうの人が感じる以上にかなりイヤなこと。

✔いい顔できないときに
「来ないで」を発動している可能性アリ。
母本人の努力は、他人が見る「できている」「できていない」とは別の軸にあります。
たとえば、母自身はものすごく気を遣って毛染めをします。毛染めをすることがエチケットだと考えているからです。でも人から見ると全然染められてはいません(可哀想)。


「なるほどね~」とケアマネさん。
今度は、ヘルパーさんも同席の話し合いをすることになっています。
しかし、母のいる前では、ちゃんとお話し合いできないし、
どうしたもんだか。
まあいい。いつも最善が起きるでしょう。

 

◎遠距離介護 今後のスタイル変更のタイミング

さらにもう少し先の段階で、
わたしが今よりもっと、さらに実家滞在期間を延長する目安として、
✔母の徘徊が始まったとき 
✔身体介助が必要になったとき 
と考えています(今のところは。可変です)
このあたりもケアマネさんとシェアしておくべきだろうなと
思っています。まだお話はしていません。

 

日課のAlexa呼びかけで、迷った挙げ句、
「母さん、明日はヘルパーさんがお越しですよ」と伝えました。
やはり「好か~ん。気を遣うもの💢」と母。
「そうですよね。母さんは気を遣うものね。
わかります、わかります。
母さんはヘルパーさんがいらっしゃるから、お片付けしたりするものね。
でもそんなことはいいんですよ。散らかったまま、
ありのままで全然いいんですよ。
ただ、日頃から来ていただいて互いに信頼関係があると
この間みたいに急遽病院に行くときに助かるから
週に一度はお願いしますね」
とお願いました。
そこそこ、まあまあ、しぶしぶ、穏やかな反応。
今できる精いっぱいのアプローチかな。

 

木曜日、スムーズにいきますように!