認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

ヤセと認知症の関係


肺がん手術後、退院してすぐの
夫の体重と体脂肪。2022年12月17日。
49.2kg。体脂肪率13.5%。

 

「どちらかといえば痩せているほうが健康的」。
私はそこから全くアップデートできていませんで
夫が健康診断で「低体重」を指摘されても、長年どこ吹く風でした。

でもね、奥さん。
高齢になるとそうではなくて!
ヤセには認知症リスクがあるということを
全く知らなかったんですよ。

認知症は、高齢者の場合は、痩せ型のほうがリスクが上がってしまうんですって(中年期はまた別)。

www.tyojyu.or.jp

「高齢者」「痩せ」「認知症」といったキーワードを検索窓に叩き込むと
ほかにもじゃんじゃかデータを拾うことができました。
さらにおそろしいことに、
高齢者は、認知症で体重減少が見られることもあるそうな。
ぞぞぞぞぞ。

 

夫はアラ還ですが、
栄養失調ぶりから、体内はほぼ高齢者だと踏んでおりまして。
私が、夫のMCIを疑って受診させようとした話は、以前少し書いたことがあります。
医師に「いやいや今はそこまでは」と言われ、結局は足を踏み入れていません。

【過去記事です】

 

先日、「ねえ、ぼく、痩せたかな?」と、青い顔をした夫がやってきて
体重を聞いてびっくりです。
夫、173センチ、44キロ。
すみません、あまりに焦って写真撮影するのも忘れました。またとない機会なのにw。

それまで、血圧と体温は記録を取り始めたものの、
夫の体重管理についてはノータッチで、
術後の49キロの記憶で終わっておりまして(最初の画像)
なんで半年で6キロ減ってんのかな?

 

というか、夫、修行僧並みに食べないので、当たり前といえば当たり前。
でも、ほどがあります。

このときも選択的不食が3日ほど続いていたのです。
キミはブレサリアンか。
体重くらい、自分で管理しようや。

 

話しながらわかったことは、恐ろしいことに、
夫は痩せるメカニズムをほぼ理解できていませんでした。
基礎代謝とか消費カロリー、摂取カロリーの認識がまったくなく、
「摂取カロリー < 消費量」なら痩せるという
単純なことすら知りませんでした。マジか。アラ還やろ!?
そんな大人がいるのか!(いました、目の前に)
呼吸するだけで肥える私にはうらやましい限りですが
そんなこと言ってる場合じゃありません。

 

というわけで、火急の案件として、
半年で50キロまで戻すプランで取り組みはじめました。
取り急ぎは「あすけん」に登録して
おそらく課金しつつ半年続ける予定です。

www.asken.jp

夫は情弱&面倒なことがダメなので、
アプリは私のスマホで管理しています。

「あすけん」アプリによると、
1日2073kcal摂取で、半年後には50キロの予定なんですが
さてどうでしょうか。
ただ、喜ばしいことに、夫、3センチくらい意識が高くなり、
「今日は昼ご飯のコンビニおにぎりを頑張って2つ食べた」
とドヤ顔です(いつもは1個。単純計算で「倍」!)。
サラダにお醤油かけていたのも、オイル系のものもかけるようになりました。

 

MCI(軽度認知障害)疑惑はまだ拭いきれておりませんで
夫に、「(私はあなたが)アルコール性認知症を疑っている」ことを告げるやいなや、
木枯らし吹き荒れる、殺伐とした家庭環境となっておりますw。

アルコール性認知症については、後日まとめさせていただきます。

「体重減少は認知症の始まりの可能性がある」と私に脅され
ちょっと真面目に取り組み始めた夫。
取り組み5日目にしてここまで回復してきました。
2023年6月3日。
46.0kg。体脂肪率12.9%。
危機は脱出した感じです。