認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母、生き甲斐の学習会の予定を初めて忘れる

なにかが確実に変化し始めているのを感じます。
万物は変化し続けるのに変な言い方ですが。
大きな変化につながる、プロローグ的な…。
まあいい。Twitterだって「X」になっちゃうんだもの。

 

7月帰省時に、カレンダーには何も書いていなかったので
「今月の学習会はいつですか?」
と尋ねたら、「夏場はお休み」と返ってきたので
それはいいシステムだと思っていたのです。
ところが火曜夜8時すぎに学習会メンバーさんから
「明日の学習会をお母さんにお伝えしたいが
いつもの通り電話がつながらない」と私に電話がありました。

 

慌ててAlexa呼びかけで、なんとか母をつかまえて
明日の学習会のことを伝えると「えー!?」と驚いていました。
母が、生き甲斐にしているこの学習会のことを
忘れるのは、たしか初めてのことです。
んー、なんかまた変わり始めるかな。予感がよぎりました。

翌朝呼びかけると
セットアップを整えた母が現われ、ひとまず安心。
おしゃれしています…。
覚えていられてよかったです。送り出しました。

 

午後早い時間、母の帰宅時を見計らって呼びかけ。
学習会会場からデパートまで、
炎天下20分を歩いたらしく、暑さですっかりのびていました。
そんな中、自分でクーラーかけられたので、これは朗報。
「脇の下に保冷剤を入れたらいいですよ」と知らせると
悪ふざけを始めていたので大丈夫です。

「たのしかったですか?」
「炎天下を歩くのに楽しいわけないじゃない💢」
あ…れ? 学習会のこと忘れちゃったかな。もう一度。
「母さん、学習会は楽しかったですか?」
と聞いたら、なにをやったのかはすっかり忘却の彼方でした。
「バッグの中を見たらわかる。見ないとわからない💢」
とにかくフキゲン極まりない母。実際体がしんどいのでしょう。
「少し横になったらいいですよ」と言ってフェードアウト。
なかなかすごい混乱ぶりの母。大丈夫か?

 

さて、本日3回目の、日課の夕方Alexa呼びかけ。
別人が現われました。

ひと眠りして疲れがとれたら、ゴキゲンとともに記憶が戻ってきた模様です。
私が尋ねる前から
「今日の学習会では高齢者の健康のことを学んだ」
「そのあとみんなでお昼ご飯を食べに言った」
「みんなが喜んでくれてうれしくて涙が出た…」
やっぱり別人でした。

 

まあいい。