認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母、「見えないこと」は対外的には都合もいい

日課のアレクサ呼びかけが、3回から、朝晩2回に定着しつつあります♪
がっ、夜呼びかけて現れた母。

「シンポテト」おいしそうなのはいいけれど、
「ご飯は? お弁当は???」
と尋ねるとケロッと「来てないよ」
そんなわけないと玄関先を探してもらうもなくて
結局、ふつうにテーブルの上にあった模様です。
「でもパンとかお菓子でお腹いっぱいだから明日の朝食べる」そうです。
…まあいい。

先日ケアマネさんと電話でお話ししたときに
「お母さんは本当に目の手術はされませんか?」
と尋ねられました。視野狭窄を起こしたことで
母のQOLが急激に下がったことを気にしていらっしゃいます。
「あんなに生き甲斐だった学習会も引退されるだなんて」
できることならまた元気にアクティブ高齢者で…と
寄り添ってくださっています。ご厚意感謝です。

 

手術については、
医師も手術には懐疑的、かつ消極的である旨を伝え、
母も嫌がっているので目の手術はしないつもりと伝えました。

 

そして気にしてくださる学習会のこと。
母には内密にあった母の友人たちから、母はすでに
メンバーの名前もわからなくなっている現状を教えてもらったことを
ケアマネさんに伝え、以下の見方を伝えました。

「あくまで私の推測ですが
母自身が、行かずに済むよい口実を探していたように思えてならないのです。
『目が悪くて行けなくなった』は、
母にとっては願ったり叶ったりのできない理由じゃないかと。
『もの忘れがひどくて…』とは決して人には言いたくありませんから。
見えないことで、QOLは下がるし、実際かなり不便ですが、
それによってこころが救われている部分も母にはありそうです。
できない理由が見えないからなら、母自身がいちばん落ち着くのです。
母が自発的に“辞める手紙”を書いていたのもそう考えれば合点がいきます」

たぶん、当たらずとも遠からずだと思っています。
ケアマネさんも「ほほー。あるかも!!」と理解してくださいました。

 

母は自分の認知症にふんわり気づいていることでしょう。
娘としてできるのは
「えーッ、忘れても全然いいじゃないですか。
なに? 覚えておかなきゃだめ? ノンノン!!
そんなの娘に聞けばいいじゃないですか」

で押し通すことです。建前は。

きれいごとでは済まないイライラも百花繚乱でございますので、
まずは私が、ちょっとやそっとじゃ凹まない、イラつかない
強靱なメンタル&スキルを培いたいと思います。

ひなたでくつろぐメイちゃん。

■以下、いつものアフィリエイトです。関連記事つき。
  昨日と変わりませんのですっ飛ばしてください。

  これから少しずつ整えて行こうと思います。ここから購入していただくと、フクにチャリーンとなります。    わたしの推しばかり集めています。

1番目:特大サイズ77×52センチ 2番目:毎年利用しているA2サイズ 3番目:毎年、暦でお世話になっている神宮館からA2サイズのカレンダーが出ているのをみつけたので、今年はこれにするかもしれません。
  

母は視覚障害を起こしていますが、まだ手帖をあきらめていません。
このUDダイアリーデザイン手帖なら見やすいのだそうです。UD手帖はみつからないのでおすすめです。B6とA5サイズがあります。

【冬のおすすめ】
冬の母の寝室の室温管理はデロンギにまかせています。
アナログの24時間タイマーでオンオフを設定。夜中に目が覚めたとき、朝起きたときにちぢみ上がらないようにしています。とても便利。助かっています。


【ご注意】以下の記事にもありますが、ご実家の電力容量にはくれぐれもお気をつけください。購入したけど使えない、ということにならないように! 私は実家の容量を30⇒50アンペアに上げました。以降は楽勝で使えています。

【遠距離介護、最初に揃えたいもの】
遠距離介護が決まったら、まずは実家のWi-Fi環境整えて、カメラ付きのEcho Showをセットします。
これで遠方から「呼びかけ」機能で、実家側は「取る」作業をせずに一方的につなげることができます。
不調時には再起動が必要となるのでスマートプラグがあったほうがいいです。こちら側はスマホで対応可能なので、最初の購入は親側1台でOKです。もちろんこちら側にもデバイスがあれば、より器機と親しめてスキルアップを図れます。

 

【ご注意】Echo Showは機器の名前。それで使うソフトが「Alexa(アレクサ)」。唯一の落とし穴は以下です、最新のWi-Fiを導入しようとするとハマります(私はハマりました)。 認知症対策】
認知症は日付の感覚を喪失します。できるだけ早めに
認知症になる前からでも、カレンダーの前にデジタル日めくりを
合わせて置くようにするのがおすすめです。
巨大な曜日は、認知症が進むと「これしかない!」って感じになってきます。
うちはお薬カレンダーも、デジタル日めくりとセットで置いています。
TVのリモコンは、「早く使うんだった!」と思いました。リモコントラブルが激減しました。

 

【難聴対策】
振動体温計は健常者にもおすすめです。とても使いやすいです。
フラッシュリンガーは音は切り、着信時に光るようにしています。電話を取れる確率がやや上がりました。
 

【衣料】
スリッパはあゆみシューズの室内履きにしています。

2番目は、あからさまな食事エプロンは嫌がるだろうと、おしゃれ系お食事エプロンを揃えました。がっ、スカーフ代わりに使ってしまうという困りごとが発生しました。

下着関連はこちらからどうぞ。

【手すりとステップ】
はじめは孤独に介護していたので、こういうものを自分で地道に揃えて母の動きをサポートしていました。とくに2番目の玄関の踏み台と3番目のアルミステップは日々大活躍です(たっちあっぷは母が嫌がり、現在納戸で待機中)。

これらは介護認定がおりると保険適用でレンタルできることもあるようです。担当のケアマネさんなどのにご相談ください。

【食べもん・飲みもん】
介護食は非常食もかねて常備しています。キユーピーさんの、いけます。
実家には小さいほうじ茶、ポカリスエットオロナミンCを箱買いして置いています。

 

【読むもん】
私の介護のベースになっているものです。3番目は子育ての本なんですが、親の介護でも夫婦関係でも変わらないと思って活用しています。

 

55enkyorikaigo.hateblo.jp

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