認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

母のデイを提案してくださった方、ありがとうございました

思ってもみなかったほど
穏やかな日々が続いています。
離れているから穏やかに思えるだけかもしれませんが
まあいい。

みなさんにご指摘いただいたように、私も、
5月から母がデイサービスに行くようになって
非常によい状態になっているような気がしています。

それが、アラ還なわたくし、
きっかけを思い出せないのです。

母はもともと、つい5年ほど前まで
デイサービスへボランティアに伺っていて、
「私はお世話していた側なのに、お世話されてたまるか。
デイサービスなんて絶対に行くものか」
というこだわりが強い人でした。

私自身も、そんな母にデイサービスに行ってもらうのは
まず無理だとはなから諦めていました。
母は高齢者施設を毛嫌いするし、
しかたないなぁ、そういう社会的なつながりは望めないなと思っていました。

そんな私の諦め、思い込みがゆるんだのは、確かTwitter(現・X)で
どなたかに
「お母様が指導するような役割をもってできるデイをさがしてみたら」
とお声がけいただいたのが、頭の片隅に引っかかっていたからでした。
確かはじめは、「残念ながら、うちの母は理由があってデイを嫌がるのです」
と答えたものの、「役割」がキーワードとして残っていました。

たいへん申し訳ないことに、どなたとのやりとりだったか思い出せないのと
自分のアカウントで検索かけても見当たらず
もはやそれが本当かどうかも自信がなくなってきました。

もうひとつは、フォローしている方のポストで
これはどなたか、明確に覚えています。
施設に入居される際に
「胃袋をつかまれることの重要性」を教えていただいたのが大きかったです。

4月に、母が、公園で遊ぶ子どもたちに、お菓子をあげてしまうなどの
問題行動が取り沙汰されるようになったのが転機になりました。
なかなかシュールな問題だったので、漠然と
例外を探さなくてはと思っていました。
とにかく母を忙しくしたくて、ケアマネさんに、
「無理を承知でのご相談です。
母に先生役、リーダー役を演じさせていただきながら
参加させていただけるデイサービスはないでしょうか。
さらに胃袋をつかまれたら、母はデイに行くかもしれないと
思い始めております」と相談したのでした。

そこからまさかの、夢のような急展開となり
あれほどデイサービスを嫌がっていた母が
デイ大好きばあちゃんに仕上がってきたのはご存知の通りです。

ケアマネさん、ヘルパーさん、デイスタッフさんと、
私たち母娘を支えてくださるみなさんのご尽力の賜ですが
それにしてもものすごい母の変化で驚きます。
きっかけひとつで人は変わるものですね。いくつになっても。
同時に、私自身の思い込みも、どんどんはずさないと、と思っています。

 

それにしても、あのときどなたかのお声がけがなかったら
母はまだ、もたもたしていたかもしれません。

「わたし、わたし!!」とおっしゃる方は
お手数ですがひと声おかけいただけるとありがたいです。

ぼんやりさんで、情けなくてごめんなさい。感謝しています。

今朝の入浴支援前(84回目のヘルパーさん)。ドジョウすくいでも始めるつもりですか、母よw。
変わらずTDEは日々使い倒しています。