認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

ADHD母 高齢者入院時の病院への申し送り  

 

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母が救急入院する際に、患者自身の状態について、

飲んでいる薬や、認知障害の具合等をヒアリングする

アンケートシートへの記入がありました。

退院する際、看護師さんたちに「あのヒアリングシートがとてもよかった、やりやすかった」

と褒めていただいたのでシェアいたします。

 

母はかなりクセが強いし、ワガママ。

それでも娘にとってはこの世にひとりの、大切な母です。

見ず知らずの方の気分を害さないようにするためにはどうすればいいか、

看護師さんたちに、母の取説を申し送るつもりで書きました。

体のことより、メンタルのことを中心に、

どこを“コチョコチョ”すれば喜んで笑うか、そんなことです。

実際に書いたのは、以下のような内容でした。

 

【母入院時の申し送り】

◎右側からは全く聞こえません。左から滑舌よく、ゆっくり話しかけてください。

◎姫体質です。褒められると、どんどんゴキゲンになり、扱いやすくなります。

 持ち上げられることが大好きです。

◎プライドが高いです。“先生”のような振る舞いがあります。

◎やや被害妄想気味なところがあります。

◎多動(ADHD)です。体力あり。

◎少し認知障害を起こしています。

◎ワガママで厄介なところもありますが、基本的には陽気で明るく、かわいらしい人です。

 どうかよろしくお願いいたします。

 

クセの強い母は、患者としてはなかなか厄介なタイプと思いますが

約2週間の入院中、看護師さんたちは、みなさんとても親切にしてくださり

母のワガママにも臨機応変に対応しつつ、手厚く介護してくださり、

上手に“コチョコチョ”して、母を笑わせてくださり、助かりました。

 

私は二十代前半に、ほんの少しの時期、特養で働いていたことがあります。

それもあって、母が看護師さんたちから少しでも可愛がられるように

しておきたかったのです。

強いクセも、指向がわかれば、そつなく対応できますから。