また長い夜でした。降り止まぬ雨。
土砂災害と洪水、河川の氾濫、
ニュース画面を直視することができません。
情けなくも、つむぐ言葉がないほどです。
父はもう30年近く前にがんで亡くなりました。
病の直接の引き金は、2年連続の台風直撃による県下大打撃だと
私は思い込んでいます(詳細は書けずごめんなさい)。
身内が被災したわけではありませんが、私自身は
父の死は台風の二次災害だと感じてきました。
あのときも川は氾濫し、まちが水没しました。
直視しなくてはいけないとは思うけれど
人によるものでも、自然によるものでも
暴力的な映像を見るのは、
たとえ自分がいるのが東京のうちの居間でも
息ができなくなるくらい苦しい。
遠く安全地帯にいて、被災地のみなさんごめんなさいと思うけど、
それでも悲しくてつらい。
それに加えて、荒れ狂う川や水没するまちが映し出されると
深い怒りがこみ上げてしまいます。
だれにも、どこにも、ぶつけることができない怒りと痛み。
ここ数年はいつでも、梅雨の終わりと秋の終わりに
ただ唇を噛みしめています。
一日も早く平和が戻るよう、思いを寄せるしかありません。
せめて被災地の物を買ったり、ふるさと納税したり、
それからまちが元気になったら出かけたい…。
心配してくださったみなさん、ありがとうございます。
母は無事で、今のところは床下浸水も免れているようです。
昨夜、当たり前ですが母は怖がっていたので(安全な場所にいます)
「ニュースばかり見たらつらくなるから、あんまり見ないこと。
今夜も激しく降りそうだから早く寝たほうがいいよ」と伝えました。
こちらはスマホで、エリア天気予報サイトと首っ引きです。
まだ、雨、続くなぁ。
これ以上被害が拡大しないように。せめて。
いのちが守られますよう。