認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母との共同生活 ゆずれない音問題

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基本的に私(娘)は、こうしたいと思うことは
あの手この手を尽くして欲しい結果を得るまで粘るタイプです。
本気でイヤと思うことは我慢しない。
我慢の前に解消を試みるタイプだと思います。


さほどたいそうなことではないですが。
たとえば実家で
トイレタイムを邪魔されたくない
(ドアを開けられる&悲鳴を上げられるのを避ける)
      ↓  ↓
自分の使用時には
トイレのドアに内側からカギをかける

 

……まあこの程度です。すみません。


ご想像通り
いろいろとぶっ飛んでいる高齢母の前には
娘の願いはむなしくなることも少なくありません。
年寄り最強。
一拍おいて考えたら、まあ譲れるかなと思うことも少なくないので
そういうときは譲ります。
だって、できないことは仕方がないし。

がしかし、たとえ母ができなくても、
私がガンとして譲らないことがいくつかあります。


そのうちのひとつが
「私の部屋のドアはそっとノックしてください」
(多くの時間、私は自分の部屋で仕事をしています。Twitterやってることも少なくないかもですが)


難聴の母は、自分が聞こえないことも手伝って
ドアをノックするのになかなかの快音を響かせます。
これが耳栓っ子のHSPにはキツいのです。

 

それを阻止するためのドアの張り紙がこちらです。

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私の在室中は、母の目線に張っています

無視して母がドンドンやった暁には
面倒でも私は、たびごとに胸を押さえてとても苦しそうな表情を作りながら
苦しそうにしながらもしっかり怒りの感情を伝えるようにしまして
「それだけはやらないで、私は聞こえるし,音に驚いて悲しくなります」
と言います。かなり演技。相当演技。それから
指先で触れるだけの指先ノックの練習を、母に一緒にやってもらいます


そこまで食い下がるせいか、
「小さなノック」については、母にも覚えてもらえたようです。


してもらえなかったときはどんなに面倒でも
もう一度一から。レッツ、ノック。
母にも相当ウザい娘と思われているかと思います。
多分あまりに面倒くさいので母が覚えてくれたことです。


それでいいのだ。
快適環境は娘にも大事!