高齢ADHD母の遠距離介護記録

89歳独居の母は要介護1。高齢者のADHDと。東京~九州で、遠距離介護しています。私1965生。介護しながら母娘関係をおさらい、修復しています。

心配が呪いにならないように

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朝8時に携帯が鳴りました。
出ると母でした。
「フクは今朝、おかあさんを、朝6時に起こしたのよ。
突然大きな声が聞こえたからびっくりした。
なにかあった? 大丈夫なの?」
極めて母らしい問いかけでした。
娘を思う母の気持ち、ありがたや。


離れて暮らして40年。
夢見が悪かったからなどで
母が朝から私に電話をしてくることは、昔からたまにあります。
実際に、私が困っていたことは別にありませんが。


ふと、自分の心配な気持ちを人に投影しないよう
気をつけなくちゃと我が身を振り返ります。
私も心配性なところは受け継いでいますから
うっかり声をかけてしまった相手にドン引きされているかもしれません。


母に限らず、身内でも他人様に対しても
「顔色悪いね、大丈夫?」「元気ないね、体調悪い?」みたいな
一見親切そうな、そのじつ、かなりネガティブな声かけはタチが悪い。
親切心の衣を着せるとうやむやになりますが
相手をむしばむ呪いになりかねません
うっかり口にしないように気をつけなくちゃ。


できることなら変換して
「今日は声がはずんでるみたいね」「お、電話取るのめっちゃ早かったね」
相手が電話取るのが遅かったら
「あら、なんか楽しいことやってたとこだった? ごめんね」とか
少しでもよいところをガンガン拾いまくって、
努めて明るく声をかけるよう努めようと思います。
かけられたよい言葉は、ボディーブローのようにじんわりきくもの。
潜在意識に働きかける様は
コツコツ貯金するのにちょっと似ています。

 

その日の夕方の日課電話で、母が
「明日の朝は起こさないでよ。今朝は
『お母さん、6時だよ、起きて!』って来たんだから」と笑います。
「お母さん、私はお母さんのことは起こさないよ。
できるだけ寝かせてあげようとしているでしょ?」と言うと
「うんそうね。フクはお母さんをいつもちゃんと寝かせてくれるね…」と
復唱してニコニコしているようでした。