認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

防虫剤をめぐる攻防

介護帰省し、「ただいま~」と実家の玄関の扉を開けると
強烈な防虫剤臭が鼻につくことがあります。
あわてて窓を開けて換気し、原因物質を取り除きます。


うちに害虫がたくさんいることは以前の記事でも書きました。
中盤から害虫画像あるので、開くときはご注意ください。

55enkyorikaigo.hateblo.jp

母はその対策として、家の中のあちこちに
衣装用防虫剤を仕込んで対処しようとします。
2階の母の衣装部屋には『ネオパラ』の大袋があり
衣装の周りにまき散らしてあります。扉を開けると息苦しい…。
私はタオルで鼻口を塞いで、半眼で入ります。相当キツいです。
※『タンスにゴンゴン』じゃなくて『ネオパラ』。少し前は『パラゾール』でした。
 見慣れた形がいいんでしょうね。

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逆側にも同じだけまいてあります。そしてこの部屋のドア、窓を開けるのをイヤがります。

結構な割合で、母の衣装は虫食いになっているのはたしか。
衣装部屋に衣装用防虫剤をたくさん置くのは1000歩譲って仕方ありませんが
せめて使用上の用量は守ってほしい。
さらに困ったことには
キッチンやダイニングの敷物下にもたんまり『ネオパラ』
仕込んであるのです。ここから芳香が…。


なので、帰省していの一番。
台所掃除をしながら、キッチンとダイニングに仕込まれた『ネオパラ』を破棄します。
時折母に見つかって「ムシがいるから置いてるの!」とキレられますが、
ここは負けじと、毅然と対抗します。

「食べ物を扱うところだから、パラジクロルベンゼン置くのはやめてください。
アレルギーのある私は病気になってしまいます。
Gの対処は専用の薬剤を置いているので問題ありません」


恐ろしいことに母は
「昨日は夜中に布団の中で痒かったから」と、
自分の休むベッドに『ネオパラ』を入れようとします。
見つけた私が「危ないことしたらダメ!」と諫言しても
「眠る直前に外すから関係ない!」と母。


母さん、いつも痒い痒いと言っている背中やお腹の痒み、
肌の弱い母さんのこと、
もしや薬剤アレルギーじゃないでしょうね!?


私が実家にいる限り、断固としてベッドに『ネオパラ』は拒否ですが
母ひとりのときはやっているんだろうな、きっと。
やめさせたいけれど、どうしたものやら…。


そういえば、母は
庭の果樹にも、毛虫の殺虫に、家庭用殺虫剤をスプレーしていました。
その実をいただくんだけどな、私たち。恐いもの知らずです。
母にはたぶん
殺虫剤&防虫剤がフレンドリーに見えるのだと思います。
やっぱり高齢者は無敵…。

【追記】
◎キッチンに『ネオパラ』を仕込んでいても、コバエは絶好調に元気でした。
 上の引用過去記事のときも、仕込んであったので。
◎しかし、ふと思いついて、処分する「ネオパラ」をコバエが発生しがちな
 外ゴミ箱にそのまま入れたところ、発生しにくくなりました。
◎しかし1か月後にはもう固形物がなくなりました(暑さで蒸発か)
◎その延長・応用で『コバエコナーズゴミ箱用』を購入したところ
 たしかにコバエは少なくなりましたが、
 薬剤の芳香にこちらが参ってしまう事案発生。
 ※これを無香化すると、薬剤の強さがわからないので
  良し悪しだと個人的には思っています。

現場からは以上です。