2017年からいろいろやりましたが、
根本的な解決法は見つからなかったカビ臭問題。
しかしひょんなことからTwitterで「炭」のヒントをいただき
試してみたらかなりよかった、そんなお話です。
マジですごかったんです、炭が!
ようやくカビとのたたかい(後編)をまとめました。
格闘の甲斐あって冬はずいぶんマシになりましたが
梅雨時から湿気が多くなると、カビの臭いが強くなるのが悩みでした。
しかし主の母には全くわからない模様です。
2919年初秋、私の不在時に帰省した兄に後日、
「あの家、なんか、カビ臭くね?」と言われ
「あのねぇ、なんぼほど私が苦労したと思てんの!?(ムキーッ)」と噛みついたりして。
でも、兄のコメントが正直なところだと思います。
前編のことは遠い過去なので、過去記事置いておきます。ざっくり言うと、断捨離してカビ掃除して整理しなおしてきれいにしたぞ! そして吸湿用に専用除湿機を置いたんだが……というものです。
この押し入れのある部屋は、
常時、アイリスオーヤマのカビ対応の空気清浄機を24時間稼動させています。
それに加えて押し入れの中の除湿・吸湿の仕掛けをしたかったわけですが
前編でも書いたとおり、
アテにしていた小型除湿機センタックは早々に壊れました。
私の不在時に押し入れの中で稼動させ続けようと思ったのに、3か月の命でした。とほほ。
カビに対処するという自然派の製品も購入し、押し入れの天井につけて試してみましたが
ウチはカビがひどすぎるのか、糠に釘、のれんに腕押しでした。 残念。
一方、「湿気取りぞうさん」の仕事ぶりは素晴らしかった。
溜まる水が目に見えるのも心理的効果があります。
なに、1か月で3センチも溜まっちゃうの!? みたいな。
それにしても3つも入れているのに。どんな押し入れだよ。
掘削したら水とか温泉とか出るのでは!?
⇒という夢はあるし、湿地を作りたい野望もあるのですが、それはまた今度…。
倒さないように気をつけつつ、j布団の下に除湿剤をセットしています。
それにしても、今年の梅雨時期はとくにカビ臭が気になりました。
それまで掃除をするものだと認識していなかったので
アイリスオーヤマ空気清浄機の性能が落ちていたことも考えられます。ごめんよ。
過去記事です。
カビ臭から布団を救うべく、
いつも帰省時は、布団を使う前に、布団乾燥機をかける。
そして再び帰京時は、布団乾燥機をしっかりかけてから、帰京する。
これがルーティンでした。
冬はいいのですが、1か月ぶりに帰省すると、
梅雨時はやはりカビ臭が気になります。
カビ臭もつらいけど、
暑い中で布団乾燥機をしっかりかけるのもそこそこつらいです。
あれ、私なにやってんだっけ???
それが7月に偶然、劇的な改善を遂げることになりました。
Twitterでフォローさせていただいている方の
ツイートを拝読していたことがきっかけです。
その方のご実家が床下工事詐欺に遭われました。
【高齢者宅に、詐欺業者が床下に不要な調湿用の木炭材を入れ、高額請求をする】という悪質なもので、
「こりゃ大変だ」と思いながらツイートを熟読していました。
ご家族の機転と迅速な立ち回りの甲斐あって、
無事に一件落着。全額返金されて、めでたしめでたしだったのです。
が。
…え、木炭材!?
木炭材とおっしゃいました???
実は私、もともとが炭の愛好家。
だって炭で焼くだけで野菜も肉もお餅も格段においしくなるし、
水もおいしくなるし、イヤな臭いもとれるし。
ひとしきり使ったら植木に入れてもいいし。
炭、パーフェクトじゃんねぇ!!
前述の詐欺事件では、
全く不要なものを売りつけられて言語道断でしたが
興味を持って自分でも調べてみると、
なるほど、湿度調整に木炭材を床下に入れる方法があると知りました。
吸湿剤として、高額な炭を大胆に活用されることも知り、驚きました。
なんて贅沢なんだ ♡
そういえば風水建築で、住宅建築時に炭を埋めるなど
小耳にはさんだことがあるような。少し思い出してきました。
待てよ、ということは、
押し入れの吸湿剤なんかあったりして?
と調べたら、心惹かれるものがあるじゃないですか!
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なかなかいいお値段。炭八さんのHPで「床下用」の製品が圧巻でシビれました。
しかし、ポチする直前に、ふと気がつきました。
あれ?
災害時用に、炭、たくさん買ってるじゃん、私。
そう。都市ガスが使えなくなったときのために
カセットコンロ用ボンベはたくさん用意しており、
さらに加えて、七輪、火起こし、炭一式も備蓄していたのです。
だって炭、好きなんです。納屋に行くと使いやすそうな切炭がすぐ見つかりました。
これこれ。納屋から救出してきました。未開封。ようやく使ってあげられる ♪
かれこれ10年くらい使っていないけど、押し入れに全部いれちゃおう!
よくわからないけど、試しにやってみて、結果次第で次考えよう。
なかなか壮観です。6キロ分、全部。
ムーミンに出てきたにょろにょろの黒バージョンみたい。
ただ、炭でしっかり汚れますからね。そこのところはお気を付けて。
こんなところを母に見られたら、どえらい剣幕で怒られますから、
そーっと、そーっと、秘密裏に。
炭の上には、Amazon緩衝材のざら紙等を敷き、
その上に布団を収納しました。
ちょっと大胆だったかもしれない…大丈夫かな。
さらに加えて
コロナ禍で、ウイルス対策でいろいろな殺菌作用のあるものが発売されていて
押し入れ用にクレベリンと、壁に直接吹き付けてみようと思い
スプレー剤を買ってきました。壁の中のカビに効かないかしら。
スプレー剤は、カビにも効くかもしれないけれど
先に私のほうが具合が悪くなり、NGでした。
アルコールアレルギーがあり、噴霧したあとは苦しくて自室で仕事できない状態に。
夜寝るのもキツかったです。
(これ、帰京する不在時だけスプレーするのはありかもな?)
押し入れにはクレベリンを布団の上の段に置いておきました。
このときは「とくに臭いはしないものなんだな」と思っていました。
振り返れば、カビ臭が強くて、クレベリンどころではなかったのかもしれません。
ここでいったん帰京しました。
すみません。まだ続きが…。
帰京すると、東京の家に『カタログハウス』最新号が届いていて
例の除湿機・センタックが掲載されていてびっくりでした。
3か月で壊れたセンタックでしたが、
最初の購入時は、24時間稼動させっぱなしで、1年以上使い続けていました。
外れじゃなければモノはいいと踏んでいます(コードはかさばるけど)。
保証がしっかりしているカタログハウスで購入できるなら安心です。
しかもいつの間にか日本製になっています。
しかし、購入しようとサイトに入ると「売り切れ」でがっかり。人気ですね。
仕方なく、密林で同じ製品を見てみると、ありました。
「3回目の購入です」と表示されます。
こちらもちゃんと日本製になっています。
カタログハウスとは販売店が異なり、値段も密林のほうが高い。
品薄で到着は8月下旬になるらしく、
次回の帰省には間に合わないけど、ポチりました。
【で、先日。8月に介護帰省した折りのこと】
ノルマとして、まずは広げた炭の1か月後の成果を確認。
さらに追加の吸湿システムとして、上記の小型除湿機・センタックを投入予定。加えて
炭の上に敷いたざら紙を、すのこに替えていっそう通気性を図ろうと企てていました。
例の炭が働いているかどうかはちょっと心許ないところだったので、
重ねて対策を考えていたのです。
ところが、実際に玄関から入って、カビの臭いが少し薄い気がします。
いやいや、気のせいでしょう。
座敷に入ってもやはり薄い。ぜんぜんニオイが薄くなっています。
いやいや、これは私の願望じゃないかしら。
でも、気のせいではなくて
布団乾燥機をかけなくても、普通に布団に寝ることができたのです。
ほぼカビ臭くないみたい。どういうこと!?
翌日、炭の上にすのこをセットするために、布団を全部よけて押し入れ内を確認したら
不思議なことに、押し入れの中のひどかったカビ臭が、ほぼ抑えられていました。
「ほぼ」です。臭気計で測定したわけではないし、
厳密に言えば少し残っています。
もしかすると1か月前より湿度がマシになって改善した線もなくはない。
それでも、自分史上最高で、スゴい!
そればかりか、カビ臭が薄くなったせいか、クレベリンのニオイが立ってしまい
少し困りました。いや、もしかしたらこの子も効いてくれているのかもしれないし
四の五の言える立場ではありません。
いやはや、こんなに炭の威力があるとは驚きました。
とりあえず、ざら紙の代わりに、届いていたすのこをのせました。
見た目ガタガタ…。波打ってます。
すのこはガタガタですが布団を入れたら目立たない!
炭の効果が予想外だったので
あわてて、未着だった押し入れ用除湿機を、キャンセルしました。
炭がこんなに効いてるなら、追加の除湿機はいらないや。
すっかりいい気になりまして、帰京で部屋を出る直前に
カビ菌に働くというスプレーを(アルコールきつくて使えなかったヤツ)
壁にたっぷり吹き付けて出てきました。
ふふふ。9月の介護帰省が楽しみです。
しかも。
帰京して鞄を開いても、
カビのニオイはほぼわからないくらいになっていたんです。
ちょっと感動でした。
またもやTwitterでヒントをいただきました。
教えてくださったRさんに感謝です。ありがとうございました。
ざっくりメモ:
◎一間の広さの押し入れ、上段に6キロの切炭を置きました。※下に製品あり。
◎使用した炭は良い品質だと思います。国産で丁寧につくられたものらしいです。
◎切炭で表面積が大きかったのもよかった可能性があります。
・おが炭では役不足なうえ、ニオイが気になることもあるかもしれません。
・高品質の備長炭では、吸湿という点ではやや役不足にも思います。きめ細かい分、孔が小さいのではないでしょうか(個人の感想です)。
・炭八さんの製品は、吸湿用に開発された炭だそうで、なるほどと思いました。
◎炭の性質上、半年後くらいには干さなきゃいけないはずで…それがちょっと面倒かな。干したら来年も使えそうなので、試してみて、引き続きレポートします。
◎災害時に熱源に困ったときは、もちろん燃料として使用します。
しかし、吸湿してめちゃくちゃ爆ぜるでしょうねぇ…そら恐ろしいw。
※上記はまだ、実験途中です。
※記事で書いているとおり、クレベリンも仕事をしている可能性があります。
※湿度が若干低くなり、マシになったという可能性も考えられます。
はぁ~、お餅焼いて食べたいw ♡
超余談ですが、密林はマケプレでした。返金作業もできましたが、メールをやりとりする際の差出人の名前が気になって、気になって。「ヘンな名前になっていますよ」とお伝えしたら、「ありがとうございます」とはおっしゃったのですが、ついぞ直りませんでした。見るたびに笑いがこみ上げて…。こちらです。