認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

難聴母と【echo show 5】だけで通話できるようにまた進歩♪

スマホに入れたアレクサアプリでこちらから
その都度、実家デバイスのボリュームを調整しながら
電話なし、【echo show 5】のみの通話ができるようになってきました。
「大きい!💢」「聞こえない!」「はい、このくらい♡」を毎回やっています。

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アレクサアプリ ⇒ デバイス ⇒ 全てのデバイス ⇒ 該当デバイス  ⇒オーディオ

※通話終了後は、通常位置に戻すこと。


調子がいいと、母の聞こえもいいんだな。
地味な進歩を重ねております。


昨日はつながった瞬間に、母が紙にメッセージを見せてきました。
なになに? 「お隣さんへおみやげはいらない」ですと!?
「はいはい、わかりました、大丈夫ですよ」とにこやかに応えつつ
こういうモメているときこそ、行かねばならぬ…のか? と、少し悩ましいです。


実際に会っているときは山あり谷あり、母にはフキゲンもプンスカもいっぱいですが
【echo show 5】で映像付きで話しているとアッパーなことも多いよう。
「映像があると、電話よりも楽しそうに見えるね」と聞いてみると
「うん、映像見ながら話していると、フクが目の前にいるみたい。
一寸法師みたいだもんね」と笑います。

その流れで、「今日はこれ買ってきた」と、コロッケやら、シーフードサラダやら
歩いて20分のコンビニで調達した戦利品(?)を
画面で見せてくれました。
「今日はこれ、食べるんだよ」と言うので
「あれ、母さん、さっき夕食は済んだって言ったよね???」
「うん、9時くらいに小腹が減ったら食べるの」
「!?」


いろいろ辻褄が合わなくなったりもしますが、そこはご愛敬。
たぶんその戦利品は冷蔵庫に押し込まれたままになるのかもしれません。
そもそも夜9時に食べるとか、膵炎のこともあるし、絶対やめてほしいのですが
究極の、気ままな一人暮らしなんでしょうね。


夕食が菓子パンだったり、コンビニものだったりすることも多いですが
87歳でひとりで楽しくがんばっているんだから十分じゃないか!


60代70代の一人暮らしのときには
「同居とか絶対無理」と拒否する母でした。
本当は娘が同じまちに住み、離れて暮らすのが理想らしい。
きっと基本、母もわりとひとり好きなのかもしれません。
しかし、背に腹は代えられず、
最近は「フクが同居していれば、家政婦さん代わりで便利なのにな」
と思っているようです。「こうるさい」とも思っているはずですけどね。


下はほんの数日前、まだ電話機が必要だった頃。
【echo show 5】の前で戦利品を見せびらかす母。
食べるパフォーマンスまで…。
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「呼びかけ」機能で、向こうが取らなくてもつながるのが本当にいい。
タブレットは難しかったうちの母には、ジャストフィットでした。