認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

実家近隣のライトなクレーム?

f:id:huku1910:20210203172425p:plain

私のスマホに、実家お隣さんから電話。
「驚かせてごめんね。お母さん、今いらっしゃらないのかな」
電話しても出てこないらしいです。
…というのも、母の場合は日常茶飯。
「おそらく聞こえていないだけだと思います。
最近真横にいても、違うことを考えていると電話の呼び出し音が聞こえないので」
とお伝えすると、「うちの義母も一緒だわ」とおっしゃしました。

しかし私にこうして電話されるということは、急いでいらっしゃる、または
しっかり伝えたいことがおありになるはずです。

【伺ったところ、用件は3点】
・昨日恵方巻きを母が配ったらしい(コンビニの!!)
・そのとき、いつもは垣根越しにやりとりしているのに
 昨日は玄関に回ってきた。
 携帯に電話くれたら垣根のところに出て行くから、伝えてほしい。
 寒いのに玄関にまわってもらって気の毒だから。
・今、母が在宅なら、自分が行くから電話して(お返ししたいらしい)。


ありがたいことですが、
私の妖怪アンテナが立っています。少しまずそうな…。


それにしても
いつもは垣根越しにやりとり…という「いつも」がくせもので
母は「いつも」をすでに忘れてはるしなぁ。
もちろん「携帯に電話」なども無理。
指示された番号以外にはかけないように、
お隣さんの家電番号は削除しているのですが、
母の頭の中で起きていることが追えず、やりようがありません。
もしも今、私が母に「○○はダメよ」なんて言おうものなら
母は大混乱でしょう。

テルボで在室反応があるので
母が今家にいることはわかっていますが、
電話には出ないし、アレクサにも無反応…。
お隣さんにショートメールで「在宅ですが出ないので、しばしお待ちを」と現状報告すると、
果敢に、ピンポーンを押して、訪ねてくださいました。


「いました。先ほどの件は何も言ってませんので」
とショートメールが飛んで来ました。
いろいろお手数かけてすみませんです。


アレクサコールで様子を窺うと
母は、「お隣さんから、恵方巻きのお返しにと、パンを2個いただいた」
ハッピーでした。ここはよし、よし。


家族で一喜一憂している分にはいいのですが
ご近所の方との関係性は、調整が難しいことも増えますね。
それでも母は独居がしたい…。
私のフォローのスキルアップしかなさそうです。

さて、どのように?

f:id:huku1910:20210203173225p:plain

この後お隣さんとはショートメールのやりとりで、穏やかな感じで結びました。
「この頃とくに、耳が遠いのと、覚えが悪くすみません…」伝えておきました。
外交上難儀するのは、母が外見が超元気で活動的なことなので、それもふんわりお伝えした上で
「少しでもご不安なことはいつでも私にお伝えください」としておきました。
絵文字で了解マークいただけたからひとまず大丈夫かな。
お隣さんにとっても情報不足で不安でいらっしゃるんだろうなとは思いつつ…。
ええい、案ずるより産むが易しじゃ。