認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

帰省初日の高速お片付け

帰省日当日のことです。

夜9時の実家帰宅はイレギュラーなので
移動を始める前(15時半頃)に母に電話して
「今日は夜9時に帰ります、夜ご飯は食べておいてね。私も食べてきます」と念を押しました。
「うん、わかったよ。ご飯は食べておくからね」と母。
30分後、空港へのバスの中に母から着信。
「ねえ、今日の夜ご飯はどうするの?」
…実家には記憶を食べる妖怪がいて、なかなかタチが悪い。


時間が遅いので、
さすがに実家ターミナル駅の抗原検査には間に合わないだろうとあきらめていましたが、
やっててくれました。22時までらしい。
すごくかわいい不思議なアマビエがいて撮らせていただきました。

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判定はもちろん白。おかげで安心して帰宅できます。


夜9時。予定通り、実家に到着して、
呼び鈴押して扉が開くのを待っていました。
母を驚かせないように、【ここに立っていますよ】の合図で「コンコンコン」とガラス戸を叩くと、
「バンっ!(うるさいわ! の意にとれた)」と内側から叩かれて、少ししょげていたら、
扉が開くなり「ぎゃーっ!!」と悲鳴を上げられてもっと凹みました。
…ご、ご挨拶だなぁ。私はどうすればよかったのか?


「ご挨拶」といえば、玄関に入ったらなにやら殺気が…。
お前かッ!(天井の黒い点_| ̄|○

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まさかの今回一番の仕事。専用殺虫剤で仕留めました(もちろん母の気づかぬうちに)。


気を取り直して、すぐ台所清掃にとりかかりました。
待たせたね、冷蔵庫。

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レンジ庫内。…ご飯を忘れちゃったのか。そうか。いろいろ残念です。
電話、来客、なにかがあったんでしょうね。

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残念ながら8月よりも今回のほうが
台所でショウジョウバエのさなぎが多く目につきました。
それでも数年前に比べたら天国と地獄ほども違います。

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アルコール消毒しちゃうもんね。
オールマイティ、オレの無水エタノール
コロナ禍で買えなくなったときにどれだけ心細かったか。

ふと振り向くと「無駄なくたくわえよう」

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お、おぅ…。


こちら、洗面所ですが、オーバーフロー穴にティッシュが詰めてありました。
この展開は初めてです。なんとなく気持ちは分かりますが、トラブルの元です母さん。
(黙って片付けるしかありませんが)
それにしてもたかだか2週間で汚れるなぁ。人が生きるってすごい。

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生ゴミ系は45リットルゴミ袋2つにまとまり、
予定通り、月曜早朝にゴミ出しすることができました。
順調なすべり出しです。

羽田空港でおみやげに木村屋總本店のあんぱんを買ってきたので
いつもの朝ごパンは少し少なめです。

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三日間しかないので粛々と任務遂行いたします。