認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

介護あるある。リモート会議中に限って認知症母が入ってくる

いつもは静かに仕事ができているのに、
会議中に限って、認知症母が部屋にやってくる。
なにか法則でもあるんでしょうか。

 

3時からのリモート会議に備えて、逆算して、
いつもよりも少し早めにおやつを済ませておきました。

  
あんころもちと、さつまいもと、「老松」の道明寺せんべい。

先に母の胃袋と心を満たしたあとで
大きく書いたメモと共に
「これから3時から5時まで
リモート会議でビデオ通話しているから
私の部屋に入らないでくださいね」と母に言ったら
「人の大事な会議を邪魔するわけがないでしょう」

……本当ですか???

念のため部屋の入り口にも
張り紙をして、いざリモート会議です。

A3用紙にデカデカと書いています。書くことがドンドンシンプルになっています…

会議開始10分後、階下で母が、私に向かって叫んでいます。
いのちやケガには関係のない、
無視して大丈夫な類いのことのはずですが、
脇の下にイヤな汗…。


やがて階段をのぼる母の足音が聞こえ、
「来るな、来るな、こないで…」の願いもむなしく
会議中ですが、ガラッと扉が開きまして。
「ねえっ、ちょっとお茶飲もうよ。
お茶うけ買って来たから」

「か、母さん、さっき、3時のお茶は飲みましたからね。
(張り紙を指さして)今、会議中、ね?」

 

_| ̄|○

まあいい。

でもね。仕事場が変わりましたので声だけですみまして、
母自体のカットインはなかったんですよ。
私が席をはずし、母をいなす音声が中継されました…。

「老松」の道明寺せんべい、みそせんべいも、母(91歳)も歯が不安なわたしも、安心して食べられました。おいしゅうございました。

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