認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

昔の童謡なら空でスラスラ歌えちゃう認知症母

母の脳が活性化してしまい、介護者のわたくしは多少持て余し気味です。
夜、2階で作業をしていても、すでに就寝した母の声がすごく、
おそるおそる見守りカメラを確認するとぐっすり寝ています。
…寝言か。まあいい。


10秒前のことは忘れる母ですが
童謡などの歌詞のいくつかは劇的に覚えています。
月曜日、食事のあと、私が洗い物をしていると、食卓でごきげんに
「♪むっかし~むっかし~ うらしまはぁ♪」
と童謡「浦島太郎」を大声で口ずさみだし、
5番まで、空で歌い上げてしまったのでビックリ。
驚くべきことに、このときはここ数年のひどい音痴が治っていました。
もともと歌は上手で得意な人です。認知症のせいなのか、昨今音痴になりました。

 

火曜日は「おてもやん」。これは二番までだったか、
時折フリを振りまでつけながら、やはり空で歌い上げる母。
どうなってんだ!?

…まあいい。

 

母がいつも見ていた歌の本が、視力低下のために
ほぼ見えなくなってしまったので
文字の大きな歌の本を購入しました。
いっそうごきげんでございます。

『大きな文字で見やすい うたの絵本 懐かしい風景とともに』
3枚目の写真くらい文字が大きくて、母でも何とか見えます。これがさらに母のハートに火をつけた…💦

句づくりも励んでおります。やはり好きみたい。
自分でノートを開き、しっかり書き付けています。

ヒザっ子かかえて椅子の上

こたつの温もりきいてきた

そろそろ足を伸ばそうか


がんばれ、がんばれ。
今日セリアでまた「大人の俳句ノート」3冊買って来ました。