認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

自分のごきげんをとることができる認知症母、ヨシ。

母は夕方散歩が日課で、二日に1回は
夕方の配食が届いたときに不在です。
「夕食来ましたよ」
のAlexa呼びかけで母不在の時は
玄関見守りカメラの録画を見直して
母が出かけていることを確認してひと安心。
本日も、ウォーキングポールをちゃんと2本持って
夕方のお散歩にお出かけでした。

異状なく、母は今日も元気。
ありがたいことです。

夕食後のAlexa呼びかけで服薬支援のあとでの四方山話。
「母さん、今日楽しかったのはどんなことですか?」
と尋ねました。
「今日は、特別なことはしてないの。
夕方公園を歩いて、遊んでいる子ども達の邪魔にならないように歩くんだけど
ひとりで『♬夕焼け小焼けで日が暮れて♪~』※またスタッカートのマーチテンポ。
を歌って、それからトンカラリン体操をひとりで歌って歩いたら楽しくなっちゃった。
『あのおばさんおかしい』と思われないように、小さな声だけどね。
いいのよ、自分が楽しけりゃ!

あっぱれだと思いました。


「自分で自分のごきげんがとれる母さんは最高です。
そうやってひとりで楽しく暮らせるのがすごくいいんですよ。
やっぱり母さんはさすがですね。私もみならうわ」

熱く絶賛したら、母は超絶ごきげんに。
ハッピーに通話を終えました。

もちろんこんな日ばかりではないですし、
なにかをきっかけに母の不穏スイッチが入ることもたくさんありますが
ここが母のごきげん、一丁目一番地ならいいな。


私だって、いかに自分のごきげんを取るかは課題です。
ここ10年はずいぶん上手になってきました。
暑い・寒いやお天気を含めて、

自分の外側(皮膚の外側)で巻き起こるあれこれには
できるだけごきげんを左右されないようにしたい。

いや、たとえ自分の内側でも
痛い、つらい、かなしい、足りないに振り回されて
せっかくのごきげんをそこなうのはごめんだわ。
疾病とごきげんも別。
これからも、病気でもごきげんですがなにか?で歩いていく所存です。

私のごきげんは、条件付きじゃないんだぜ。

【過去記事です。腰椎圧迫骨折の完治のお墨付きをいただいたときも、医師の前で歌っていた母】