認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

庭への出入り口、段差解消&手すり設置

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6月の介護帰省時、念願だった掃き出し窓の段差解消を
手すり付きのものに変更することができました。

実家リビングの掃き出し窓から、外の地面までの高さが30センチ強。
洗濯ものを干したり取り込んだりの出入りのためには
この段差の上り下りが必要です。
四捨五入90歳の母にはつらいこと。母は常に膝に痛みもあります。


5年ほど前にコンクリートの踏み台を横に2つ置いて高さを軽減し
昇降しやすいようにしていました。
こちら。二つ置いて足場を少しでも広く取りました。

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納品時、もうダメっていうくらい重たいです。お気をつけください。


設置当初、母に喜ばれましたが、次第に、入口にしがみつきながら
昇降するようになっているのが気になっていました。
加齢と共にどんどん体の自由がきかなくなります。
こればっかりはしょうがない。
でも、網戸へのすごいしがみつき…まずい。危ない。

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ヨイコラドッコイショッ!


思い返せば、住宅改修補助で工事をするときに
対策を考えておくのでした!
もうひとつ、勝手口対策も忘れていた…。
……芳一の耳にお経を書き忘れたことに気がついたときの
和尚さんの気分でしたよ。

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勝手口は高さは15センチ程度の段差だと思いますが、
手すりナシでは90代にはちょっと危ない…。


とはいえ、泣き寝入りするわけにもいきませんので
今回は掃きだし窓用に、手すり付きの階段を購入したわけです。
もちろん
無駄遣いばっかりして。そんなモノいらない」と母にこっぴどく叱られました。

レビューでは、「女性ひとりでもラクに組み立てられました」とありましたが
難易度高かったぞ!
私は、一度異なる足をつけてしまい、やり直したし。

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いちばんキツかったのが、1箇所ネジ穴がズレてたこと。
組み立て家具で致命的ですやん…。
ここまで組み立てて「返品」かと悩みましたが
ためつすがめつ、TDEを使いながらようやくなんとか。
2時間かかったやんか!!
組み立て式すのこベッドより、テーブルコタツより
難儀したわ!

でも、できあがって設置すると、「あら、いいじゃない」と母。

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しかしよく見ると、手すりの向きが違うじゃないか…。
直しました(大汗)。

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「あら、ラクねぇ」と、母、ご満悦。
作るのはもう死ぬかと思いましたが、でも、母がゴキゲンなので許します。

ただ、スグレモノかというと、「値段相応」としかいえないかな。
こういう福祉用品の手すりとは雲泥の差が…。
Amazonにも取り扱いがあるのがスゴイ。桁がひとつ違いますから
お気をつけください)

(外部リンク)城東テクノの「モッテシリーズカタログ」PDF

ゴメンね母さん、今はこれで我慢してね。
機会があれば改善するからね。

ちなみに兄(63歳)は今回つけた手すり付き階段を見て
「いいなぁ、我が家も買おうかな」と言っていました。
そう、確かに私(55歳)もラクチンなんです。


下は以前玄関につけた踏み台。
「こんなのいらないわよ」と言ったのもつかの間
母はすぐに頼るようになりました。段差の軽減だけではなく
やはり手すりもあったほうがいいです。すぐに必要になると思います。

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過去記事で少し書きました。

55enkyorikaigo.hateblo.jp