認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

肺がん再検査は所要時間が長かった


金曜日は夫の肺がん関連の再検査でした。
結果が出るのは1週間後の金曜日です。

本当なら今頃治療をスタートしていたはずですが、
精密検査で、胸椎4番と甲状腺にPETの集積があったために、
そこを洗い出してからでないと前に進めないということに。
丁寧に診ていただけるのはありがたい。
父や義父の時代とは、肺がん治療の技術は雲泥の差があるように感じます。
時代だけではなく、とくに肺がんに強い病院だからかもしれません。
紹介してくださった呼吸器内科の先生、感謝やで。

【これまでに夫が行なった検査】  
 ◎一般レントゲン撮影、CT撮影
 ◎造影剤検査 
 ◎呼吸機能検査
 ◎PET検査 *全身転移の状況把握
 ◎呼吸器内視鏡検査
 ◎頭部MRI *脳転移の有無

PETで甲状腺と胸椎4番に集積があったため
以下を今回、追加で再検査。
 ◎胸椎4番界隈のMRI⇒骨転移の除外診断
 ◎甲状腺エコー ⇒がんかどうかの確認

 

検査の時間は細かく決まっています。
なのに、夫がMRIの検査に入ったまま全く出てこず、焦りました。
造影剤を使うので事故が起きたかと疑ったくらいです。
次の甲状腺エコーの時間が過ぎても一向に出てこない。
予定の倍以上の時間を経て、ようやく出てきました。

遅れて甲状腺エコーに行くと
ここでも検査時間の長いこと!
私が専門病院で甲状腺のエコーを診てもらったときは
5分もかからなかったのに。
夫は30分近く診ていたかと思います。びっくり。

すっかりくたびれた夫がエコー室から出てきました。
エコープローブが何度もいったり来たりしたのでしょう。
のどぼとけのあたりが赤くなっていました。
おつかれさんでした。

 

結果は1週間後です。
めっちゃいいか、めっちゃ悪いかのどちらかだと思います。
我々はこの3週間、やれることはやり尽くしました。
それが功を奏して、
「あれ? ないな? 集積の根拠がないねんけど!?
そんなわけないねんけど」
で、ゴリゴリ探してくれていたらいいな。
「不思議ですけど転移関係は白でした」
の結果を思い描いています。

 

とはいえ夫とは
「私たち、長生きしたくて生まれてきたわけじゃないし
もしも末期だったら末期で、味わい尽くしましょう」
という話をしています。話すだけならタダですし。
いつだって最善が起きている。
私たちに大切なのは、変化を受け入れること。
その変化を楽しむこと。

いのちはどんどん表情を変えます。
同じ表情は二度とない。
だから前の表情にいつまでもとらわれていてもダメよね。
母に対しても同じことを感じています。