前夜のうちに
「明日は朝から、ヘルパーさんがいらっしゃいますよ。
母さんの大好きなお風呂ですよ」と伝えておきました。
母は朝早いのを嫌がる傾向があるので、身構えないように
「8時45分にお越しですが、私が母さんを起こしますので
スヤスヤおやすみでもだいじょうぶですから」
と伝えたら
「いつも7時には目を覚ますから全然平気よ」
と「どの口が言うねん」な発言の母。
「……母さん、おっしゃいますねぇ」と呆れたら
「あははは。ウサギさんみたいに寝ているときもあるか!」
(意訳:「ウサギとカメ」のウサギのこと。怠けて寝ているたとえと思われます。あっさり認める母)
そんなやりとりは一切忘れているはずの木曜朝。
Alexaで呼びかけたら、母はすっかり起きていて
「今日はもうすぐヘルパーさんが来るから忙しいの。またね」
と言われました。おお、なんか感動です。
母、宗旨替えしたのか???
ところが約束の時間の5分前にケアマネさんから私に
「直前にたいへん申し訳ないですが、訪問時間を45分あとにさせてほしい」
と連絡が。
「はい、わかりました、大丈夫です!」
と返したものの、おやおや、母どうかしら…と思いながら
Alexa呼びかけ。
「母さん、ヘルパーさんが急なご用事で
お越しになるのが9時30分になるんですって」
一瞬だけ残念そうな顔をしましたが
「あ、そう。仕方がないわよね。
今、お風呂にお湯を溜めてたのよ」
「母さん、それはヘルパーさんにお任せしていたら大丈夫ですから」
「だってほら、先に溜めておいたらお風呂場が温まるでしょ」
そりゃそうです。
ちょっとビックリしました。
その気の回し方、お風呂の溜め方がわかったこと。
お湯の溜め方は浴室には書いてはいるものの、もうできなくなっていたので。
認知症街道を行ったり来たり、戻ったり。そんなこともあるんですね。
調子のいい時期なのかもしれません。
まあいい。楽しみたいと思います。
そして今日もお風呂は最高に気持ちがよかったそうで、ヘルパーさんに「あーたも一緒にはいらんね」と誘ってみたそうw。
そして夕方の母。
本日もごきげんなり。よきかな。
【過去記事。去年の9月はこんなイヤイヤ期。変化がいとおしいです】