認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

イヤイヤ期がウソのよう_ヘルパーさん来訪60回目

前夜のうちに
「明日は朝から、ヘルパーさんがいらっしゃいますよ。
母さんの大好きなお風呂ですよ」と伝えておきました。
母は朝早いのを嫌がる傾向があるので、身構えないように
「8時45分にお越しですが、私が母さんを起こしますので
スヤスヤおやすみでもだいじょうぶですから」
と伝えたら
「いつも7時には目を覚ますから全然平気よ」
「どの口が言うねん」な発言の母。

「……母さん、おっしゃいますねぇ」と呆れたら
「あははは。ウサギさんみたいに寝ているときもあるか!」
(意訳:「ウサギとカメ」のウサギのこと。怠けて寝ているたとえと思われます。あっさり認める母)

 

そんなやりとりは一切忘れているはずの木曜朝。
Alexaで呼びかけたら、母はすっかり起きていて
「今日はもうすぐヘルパーさんが来るから忙しいの。またね」
と言われました。おお、なんか感動です。
母、宗旨替えしたのか???

ところが約束の時間の5分前にケアマネさんから私に
「直前にたいへん申し訳ないですが、訪問時間を45分あとにさせてほしい」
と連絡が。
「はい、わかりました、大丈夫です!」
と返したものの、おやおや、母どうかしら…と思いながら
Alexa呼びかけ。

「母さん、ヘルパーさんが急なご用事で
お越しになるのが9時30分になるんですって」
一瞬だけ残念そうな顔をしましたが
「あ、そう。仕方がないわよね。
今、お風呂にお湯を溜めてたのよ」

「母さん、それはヘルパーさんにお任せしていたら大丈夫ですから」
「だってほら、先に溜めておいたらお風呂場が温まるでしょ」
そりゃそうです。

 

ちょっとビックリしました。
その気の回し方、お風呂の溜め方がわかったこと。
お湯の溜め方は浴室には書いてはいるものの、もうできなくなっていたので。

認知症街道を行ったり来たり、戻ったり。そんなこともあるんですね。
調子のいい時期なのかもしれません。

まあいい。楽しみたいと思います。

そして今日もお風呂は最高に気持ちがよかったそうで、ヘルパーさんに「あーたも一緒にはいらんね」と誘ってみたそうw。

 

そして夕方の母。
本日もごきげんなり。よきかな。

【過去記事。去年の9月はこんなイヤイヤ期。変化がいとおしいです】

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