認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

補聴器を卒業した難聴母に、集音器を検討中

母は3歳時以来の片耳ろうです。
それを隠して生きてきました。夢を抱いて看護学校を受験。
面接時に「あなたは片耳がきこえませんね」と面接官に指摘され、
まだうら若き母はその場で泣き崩れてとび出してしまったそうで、
なりたかった看護師の道は閉ざされました。
よほど悔やまれたとみえ、後年、
「今ならいくらでも格好いいこといって受かるのに!」と言っていました。

長年、周囲にきこえのことは伏せてきたので
いろんなところでちょっとした問題は起きていたことでしょう。
補聴器新調するのに助かるので、私が主導で、
母83歳、84歳くらいで、初の障がい者手帖を発給していただきました。

還暦を過ぎたあたりから25年間くらい、母は補聴器ユーザーでした。
クリアな聴覚を得て、相当嬉しかった模様です。
小型で、つけているのも目立たないし、片時も手放さなくなりました。

2年ぶりに2泊3日で私が帰省したときには
母は入浴時にも補聴器をつけていたし、
布団を並べて寝るときも、本格的に眠る直前まで補聴器を付けていました。
夜のガールズトークのためです。
朝はいちばんに布団の中で補聴器を入れていました。
…なんか、いい人だな。

【過去記事です。身体障害者手帳の交付など】

母が補聴器をしなくなったのは
急性膵炎で入院し、退院したあたりからです。
MRI検査のときに、指示の声が聞こえないからと、
補聴器をつけて検査に入ってしまい、補聴器は故障。
新しいものを作り直しましたが
「聞こえるようになったからもうつけなくてもいい」と言い出して
やがてつけなくなりました。
あのとき、すでに新しい器機を扱うことができなかったのかもしれません。

 

少し前に一緒に眼科受診をしたときに
医師が集音器を使ってくださいまして。
そのとき、医師の話が聞こえることがよほどうれしかったのか、
母の顔がパッと明るくなったのが印象的でした。
そのときに「集音器、いいかも?」と思いました。

4月の帰省時にはきょうだいも合流する予定なので
この機会に集音器を試してみようかと考え中です。
正直、劇的に聞こえるなど、考えてはおりません。
母の顔が少し明るくなるといいかな。

いざとなると、どれを購入していいか、よくわかりません。
おそらく以下から選ぶことになりそうです。
私の気持ちは今、聴七郎さんに傾いています。

 

眼科受診時に目にしたのがこのフォルムのものでした。
太知 ANABAS 耳元でクリアに聞こえる お手軽 集音器 SF-300
お値段もお手頃。ただ電池の消耗が激しいそうです。


 

[山善] 集音器 耳にやさしい 音量10段階 デジタルステレオ集音器 ホワイト YSF-300(W) やはり電池の減りは問題が。


 

聴七郎 HA-7

調べていたら、出会ったこちら。評価がなかなかいいんですよね。
いいかも! 


 

これもアリかなぁ。


 

集音器がよいとなると、究極はこちら。
お値段もすばらしい!

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