認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母、社協の方にも支えていただいていたようで


本日の入浴支援後、絶好調の母です。ヘルパーさんにお尋ねしたら、「それはケアマネさんのほうが明るい」と教えてもらい、ケアマネさんにお尋ねしてみることに…。


所用でケアマネさんに電話している際に
思わぬことを聞きました。デイサービスのことを話していたんですが。

5月に私が帰京してすぐの、デイサービスの前日あたりに、
母は社会福祉協議会(以下、社協)に
「明日はいつも通り朝8時にお迎えにきてくださるのね?」
と電話したのだそうです。
(母は2017年まで、自分が始めたボランティア活動などで社協と仕事(お金は発生しませんが)でおつきあいをしていました。母がデイサービスをいやがるというのは、そうしたボランティア活動をデイサービスで自分が行っていたからです。ついでながら、母が入院した際に、聞きつけた社協の方もお見舞いにお越しで、先々へのコマを進めることができました)

母の問いかけに、話が見えず、驚いた社協の方がケアマネさんに
「◎△さん(母)からこんな電話があったんだけど、どうしたらいいの」
と電話があったそうです。
そのへん、情報共有できているのもすごいんですが…。社協さんが「!?」という対応をしたら「ホラ明日。××(デイの場所。微妙に間違えていましたが)でのサロンよ!」と母がたたみかけてきたらしい。

ケアマネさんは、
「◎△さんはデイサービスに行くようになったから
そのことを仕事と思っておられます。
『明日の朝、必ず迎えに行くから大丈夫』
と答えてください。

決して否定しないでくださいね」とお話しし
社協の方は、母に話を合わせてくださったそうです。
社協の方、「ええっ、◎△さんがデイサービス!?」と、驚かれていたそうです。
「そうです。ボランティアでご活躍だったように、デイサービスでもリーダーとしてご活躍されているようですよ」と伝えてくださったケアマネさん。
母の活動をご存知な方は、きっと二重三重に、今回のように、母のデイサービス利用を驚かれることでしょう。でも、時は流れるのですよ、関係各所の皆様。高齢者の変化は一瞬かもしれません。

ブログをご覧になってくださった皆様はご存知の通り、おかげで母は安心してデイサービスに出かけました。もしかして、母がお迎えを異様に恐縮しているのも、見知った社協さんがいつにになく手厚いと思っているせいなのかもしれません。だからときどき「交流会」と言っていたのか!?

 

その話を聞きながら、私は涙がぶわっとなってしまい
電話でよかったと思いました。
みなさんに、支えていただいてこその毎日。
母と私の平和な毎日を支えてくださっている
想像以上のたくさんの気遣いについて、思いを馳せました。

そして、配慮も忖度もなく、言葉を全く選ばずに言うと
母さん、不憫。

 

まあいい。

3秒間だけ感傷に浸りましたが、もう終わりです。
思うことは多いけれども、その物差しは全部昨日に置き去りに。
今の母がしあわせに笑えるように、私だってバチバチに変わっていくのですから。
そう。今楽しそうにニコニコで出かける母はとても幸せそう。

 

問題は今、これからです。

 

それにしても。もしもそのときにケアマネさんから「こんなことがあった」と報告を受けていたら、私はただ胸をざわつかせて、もしかしたら母がそんなことをしないように、なんとかしようとしていた…なんてことも考えられるわけで。
今、教えてくださる、ケアマネさんの仕事ぶりがやっぱりスゴいわと思いました。