認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

介護帰省の1週間がスタート

火曜日、いつもの始発便で移動。帰省しました。
たぶん私の介護帰省で、
今年は今日がいちばん朝が明るいんじゃないでしょうか。


朝5時の新宿南口、バスタ前。ピカーン!

午前11時前には実家に入りました。
母は見た目元気ですが、私の心の眼で見ると
「あれあれあれ???」というくらい、
ヨタっているように見えました。
すごい頑張って生きている感じ。

庭の花も見えないでしょうから、一緒に庭におりて
花を確認したら喜んでくれました。


そのあとで勧めたら一句作っていました。喜んではいるんですが、表情がかたいというか。しんどそうというか。

「よその家みたいに砂利を敷こうかと言ったら
お父さんが絶対にダメと言った。言うことを聞いてよかった」
「うちの庭は土地に栄養があるのよ。
こんなにたくさんお花が咲くなんて!」
と感極まっている母。
ちなみに、「貴重な土はイザというときのために残しておくべき。砂利を敷くのはもったいないからやめたほうが」と言ったのは私だし、母が喜ぶように、コツコツユリの球根を植えたり花の苗を植えたり、腐葉土を撒きまくっているのも私なんですが…まあいい。
【過去記事です。瀕死の状態のユリの球根は、おそらく全部復活したのです!】

 

昼食は母の大好きなうなぎのお弁当。

早めの夕食は、母に、ちょっとごちそうチックな印象が植え付けられるように
ホットプレートで軽い焼き肉をしました。


少し早め、夕方5時のご飯でした。しゃぶしゃぶ用くらいのうっすいお肉でやります。歯の弱い人も大丈夫!

母はごく軽くですが二膳のご飯を食べて、追い野菜をし、
お肉もそこそこ食べてくれて
「おなかいっぱーい! おいしかった~!!」と大好評だったのですが。

夜8時の「ご飯はまだ?」と言われました。
ぎゃふん。となりながらも、そこは笑顔で
撮影した写真見せながら(撮っててヨカッタ!)、
どんなに美味しく盛り上がったかを讃えると
母、たぶん、思い出せたのだと思います。
すぐに「そうだそうだ、食べたね。おいしかったよねぇ」と切り返してきました。
ひとまずホッとしました。

 

関係ないんですけど、台所のカウンターのところに紙が置いてあり
「なに?」と開けたら、つたない文字で私の誕生日が書いてありました。
「おめでとう」を言ってくれるの、ホンマにたいへんやったね。

母さんありがとう。覚えておくね。

 
なんだかもう愛おしいなぁ。