認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母の配食。昨年は大きく動いた1年でした

2017年から18年の年越しに、母が急性膵炎で搬送され(あわや死にかけました)
退院直後から配食にお世話になり始めました。
退院後、独居の母の食事はどうしたらいいんだろう…
と頭を抱えていたらふとひらめいて
実家エリアで配食業者を探し、電話で問合せをして、すぐお願いすることに。
一軒にはエリア外だと断られ、しょんぼりして二軒目にかけたら、
とても親切にしていただきました。今もお世話になっているお弁当屋さんです。
当時は夕食を毎日届けてもらっていました。
母は家事がほぼできなくなったので
対応していただだいてたいへん助かりました。
ありがたいことに回復した母は「自分でつくる」と言い出したので
同年4月から配食は土曜日夕食のみになりました。

 

次に配食が増えるのは2023年4月。週に2回になりました。
5年がかりでようやく週2回に増。
ここまでずっと、週1夕食にだけ対応し続けてくださった配食屋さんの我慢強さも素晴らしいです。

このとき母は「食べるものがない事件」を起こし

こうした問題行動に対策するために
2023年4月に週2、5月には週3、6月には週4、7月には週6、
ついに7月にはしれっと毎日夕食を届けていただくようになりました。
民生委員さんも母に世間話しながら聞き取りしてくれて
その意見を参考に増やすことができました。

【過去記事:週6に踏みきったきっかけはこちら】

 さらに11月に腰椎圧迫骨折を自宅療養することになり
配食は毎日夕食から、毎日昼食、夕食となりました。
それにしても昨年は変化の激しい1年でした。


そして本日、届いた夕食を眺める母。楽しげです。

少し前までは
「お弁当は毎日同じメニューなんだけどね」
ちょっぴり諦めモードというか、少し不満げだった母が、
最近は、ただ、ありがたがるようになっています。

おそらくですが、ヘルパーさんが
昼食をセットしてくださるときに
配食をレンチンしてくださって
温かくておいしいお弁当に開眼したのが大きいようです。
母はレンチンがほぼできないと、私はあなどっていたのですが
浅はかでした。「おいしい!」のためならできるんですね。

レンチンお弁当が母のQOLを上げてくれたのかもしれません。
Alexaでトークするときに
「ねえ、お弁当はチンしたほうがいいと思う?」
と私に聞くことが増えました(可愛い)。