カメラ介護_認知症母の遠距離介護記録

92歳母(認知症でADHD、片耳ろうからの両難聴、弱視)の、見守りカメラを駆使した遠距離(東京~九州)介護記録。執筆者は1965生の娘(既婚、夫婦二人暮らし)。いろいろあるけど、まあいい! のんきでスミマセン。

朝、ほぼベタ付きで、不穏な母をデイに送り出す遠距離介護

「今日はデイをお休みしようと思う」から始まるデイの朝。
母が、「デイ車(送迎車)で隣になる人が、目が悪くて、
黒い粒をたくさん飛ばしてくる」と言います。

「またまたまたぁ!!」と思いましたが、出かけるまでに同じことを5回言ったので、核となる出来事はあるのかもしれません。でも、「わかりました、じゃあ私からスタッフさんに相談しますよ」と言うと、「そんな失礼なことしないで💢」と全力で拒否する母。…理性的なところもあるじゃないかと、少しうれしくもある私。
それにしても、デイの人間模様についてはお互い様だと思うので、そんなこたぁ言えません。
ただ、ラッキーなことに、今日の送迎車はいつもの座席とは違うところでした。ヨカッタ。

こんな朝は、認知機能もガタ落ちで、着替えるだけでもいつもの3倍大変な感じ(当母比)。人間、ごきげんなほうが物事はスムーズだぞぉ!

やや不穏にスイッチが入っている母を
なだめたりすかしたりして、支度を調えていきました。


iPhone2台持ちで、どちらもAlexaの見守りモード(ライブカメラ)にして母の動作を追います。時々3台目のiPhoneで、パナソニックの見守りカメラも同時に確認することも。

すんごい仏頂面の母。美人さんが台無しやわ。

母が支度をする1時間半の間、ほぼ、モニターをチェックし続けて
着替えを済ませたあとも、
洗顔、点眼・服薬、お供え、お参り、朝食、トイレ…などなど
どんどん畳んでいきました。

順番が行ったり来たりするのはもうどうだっていいのですが(できさえすればOK!!)
放っておくと、何度もお供えをしたり、何度も点眼をしたりしちゃうんだなぁ
ということがよくわかりました。

そして娘(私)が口出しするのを(本当に危なかったり、困ることは口出しします)
「もう、うるさーーい💢💢💢」となじる母。
こちらもいい気はしません。
好きでベタ付きしているわけじゃないっちゅーの!

【過去記事です。数日前からフェーズが変わって参りまして…】

 そんななかでふと、
「そうか、母の中では『うるさい、一人でできるわっ💢』
『教えてくれなくちゃわからない💢』と、
両方が、同時にあるんだな」ということを私が感じることができたのが
今日の収穫です。
複雑な認知症ゴコロ…。
これで私がカリカリするのがチョイ減りするはずですw。

 

なんとか送り出し、完了。
新たな私の朝のルーティンになるかな。

帰宅後はごきげんさんです。
「フクがサポートしてくれるから安心だ♪」なんて
サービスワードも飛び出しました。
ほぼ別人格です。
だけど、どっちもホントだし、
本当は母自身、ごきげんさんでいるほうが気持ちがいいのは私にも感じられます。
朝のフキゲンを、本人はすっかり忘れているのは
あるいはすてきなギフトなのかもしれません。

 

承ったぞよ。
引き続き、できることを粛々とやっていこうと思います。