認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

実家冷蔵庫で研鑽!? 賞味期限切れでも食べられるもの

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もともと私は料理や家事は不得手です。
そのせいかもしれないということが前提ですが
実家の台所の片付けをしている中で
学ぶというか、鍛えられることも多いように思います。
たとえば、自分が不在の間に、自宅や実家の食材をもたせるために
野菜やきのこの冷凍保存も積極的に行うようになりました。


もうひとつは賞味期限に惑わされずに、食材とおつきあいできるようになってきたこと。
家事の経験値が浅いため、
それまでは、書かれている賞味期限の日付に、わりと忠実に暮らしていたのです。
過ぎたらほぼ破棄、みたいな。
きっとどなたでもそうだと思いますが
食材を破棄するのがものすごくイヤです。良心の呵責が半端ないというか。
やはりできることなら、食材は食べて消費したい

ところが実家冷蔵庫の中には、加工品はもちろん生鮮品も
日付を大きく過ぎたものや、ダメージを受けている食材が少なくありません。
それでこわごわ、賞味期限を過ぎたものにも手を出すようになってしまいました。
良心の呵責を軽減するのがことの始まりでしたが、
ありがたいことに、大きな失敗もせず、今に至ります。

というわけで、以下、
「あれ、わりと賞味期限切れでも食べられるんだね!」
というものをまとめてみました。
ただ、あくまで個人の感想と取り組みです。
人によっては、同じ事をして健康被害があるかもしれないので、自己責任ということでお願いします。


なかなかハードボイルドな実家冷蔵庫庫内の食材は、
一旦取り出して、
見た目のチェックのほか、ニオイが大丈夫なら、GO!することは多いです。
警戒すべきは“雑菌”です。
「雑菌いるかも!?」の視点はいつも忘れないようにしています。
しっかり加熱でクリアできる菌も多い反面、
ウェルシュ菌みたいに、100度4時間でも死なない菌もいます。
カレーやシチューであたってしまう、アレです。「前日調理禁止」

 

【食材ごとにまとめてみました】
…器に普通の力で割り入れて、黄身が崩れなければ、火を通せば食べられる。
賞味期限から2カ月経過でも食べられるものは結構ありました。
私が子どものころ、卵は保存品として、買いだめしてストックし、ローリングして食べるものという印象でした。私の幼少期、オイルショックの時代は、我が家のシンクの下には常時卵が10パックくらい積んで保存されていました。100個卵がストックされているしあわせ♡
それとは別に、サルモネラ菌は恐い。知人にも当たった方がいます。でも、正しく管理すれば被害はほぼ防げるそうです。下の『卵のはなし』ご参考になさってください。

東京都衛生局の『卵のはなし』、非常に勉強になります。
☆青い部分をクリックしていただければ該当のPDFに飛びます。

正直いうと、私はあらゆる食材で、卵がいちばん好きなのかもしれません。
卵愛がとまらない…。人生の終わりの食事は、卵と白いご飯がいいな。


精肉…見た目とニオイで判断。多少変色していても、ニオイが大丈夫ならいっちゃいます。ただし、ミンチ肉は足が速いので、期間内に消費する。できない場合は期間内に冷凍保存。

鮮魚…刺身以外は、2日超えくらいならニオイで判断。塩鮭とかは3日経過でもOK率高し。
肉も魚も、雑菌が入らず、発酵しているだけならば、理論上は可食なはず…。その雑菌が目に見えないので恐いのです。前述した通り、たえず雑菌の有無を意識しています。


ハム、ソーセージなどの加工品…1カ月超えくらいなら加熱して食べちゃうのがデフォルトになってしまいました。

納豆…これも1カ月超えくらいでも全然平気。ニオイと、粘りが出るかどうかでチェック。

野菜・果物…見た目で判断、乾燥してカピカピだったり、溶けているもの、カビているものはNGです。しかし、柿とかキウイとか、中身はやわやわだけど皮の中に収まっているものは「すごくおいしい♡」。バナナは皮が黒くても中はピカピカなことも。
切って保存しているものは、乾燥・変色部分を削いで、いけそうならいただきます。
以前、冷蔵庫の奥で忘れ去られてしまった、1年もののナシが中身がゼリーで美味でした♡ そしてお酒になってしまったようで酔っ払ってしまいました。

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私は、じゃれた(熟れ熟れで柔らかい状態)果物が好きです…。キウイなんてこのくらい熟れると、お口の中がつらくないんだけどな。

無糖ヨーグルト…未開封2カ月経過程度なら、まったく問題なくふつうにいただきます。
実家の食べかけヨーグルトは、私はフタ部分をラップで2重に密閉して輪ゴムをかけて、通常のフタをして、次回の自分の帰省時(1カ月後)までもたせます。これも、もしも雑菌が入っていたらカビが生える(変色する)などしますので、小分けにするときに使用するスプーンには細心の注意を払って…。
これも以前半年前の未開封ブルガリアヨーグルトを食べてみました。水分が飛び、レアチーズケーキみたいでとてもおいしかったです。
ヨーグルトは発酵食品なのでこんなこともできますが、1カ月前の牛乳を飲んだ友人は、救急病院に担ぎ込まれていましたので、生乳にはくれぐれもご注意ください


しらたき・こんにゃく…こんなに保存できる食材だとは知りませんでした。
今日は半年以上前に賞味期限を過ぎてしまった白滝をあけてみました。

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私のうっかりで、自分の冷蔵庫に残っていたものです_| ̄|○
こういう挑戦ができるのも、実家で鍛えたからこその賜物です(・∀・)
開封してニオイを確認したら、拍子抜けするほど普通でした。
ふつうにおいしゅうございました。



逆に、迷わず処分するものは、油関係、粉もの、調理したもの。
油関係…各種調味油、ドレッシング、マヨネーズ。油を使った菓子類なども同様です。
油の酸化はとくに健康被害を警戒します。
私自身が酸化した油でアレルギー反応を起こすようで、しょっちゅう胃痛になっています。ポテチは大好きですが、食べるとほぼひどい胃痛に見舞われます。製菓会社の揚げてある米菓もだめ。クッキーなんかもたくさん食べるとテキメンです。どれも大好きなんですが。
なにか油に弱いところがあるのか、サシの入った高級な和牛を食べた後にすぐ強烈な胃痛や吐き気に襲われることも…。好きなんですけど。今のところ新鮮な魚の脂はセーフみたい(あくまで私の体の反応の話です)。

粉もの…パン粉、小麦粉なども、期限でばっさり処分しています。粉類はダニのことを想像したら恐くて。
いや未開封なんだからと、頭ではいないとわかっているんですが。

調理済みのものは、わりと悪くなるのが早いような気がすることがあり、日々加熱などの管理に気を配っているもの以外は、長くは置きません。食べるのだ!!

 

実家の冷蔵庫整理のおかげで、
心臓に毛が生えてきているのかもしれませんね。
研鑽を続けたいと思います。

 

発酵にロマンを感じるわたくし。

 
食中毒ずかん東京都健康安全研究センター
☆わかりやすいのです。

 

過去記事です。 

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