日課のAlexa呼びかけ。
【いいとき】
イルミネーションをライブで見せたら
「明日から師走よぉ。クリスマスね」と母、絶好調。
仏教徒ですが、母は日本のクリスマスが大好きです。
「うちはもうツリー飾ってるし、玄関にも飾りがあるし、ヤッホー!
サンタさんがたくさん贈り物を持ってきてくれるわ。うれしいなぁ。
私は階段で座ってサンタさんがくるのを待っていようかな」
ウキウキ気分が伝わってきて私もうれしくなります。
ドタバタでしたが、先日頑張って飾り付けた甲斐がありました。
なんだかもうワチャワチャな玄関下駄箱の上。手づくり感満載です(読み聞かせをしていた頃、保育所でいただいてきたものと思われます)。
【よくないとき】
ほんの数日前のこと。今日は何日かわからなくなったようで
「今日は12月何日だっけ?」と母。
「いいえ、母さん、テーブルにカレンダーがあるので見てみましょう」
と言ったら、母はきっと自尊心が傷つき、イヤな気分になったのでしょう。
「ああ11月27日か。もうすぐ12月8日、太平洋戦争が始まった日。
ラジオで開戦の放送が流れてきたのよね。
うちの上を特攻隊の飛行機が3機、毎日飛んで行った。
『A子(母の名)、あの飛行機は行ったまま帰ってこない飛行機だから手を合わせて拝みなさい』とばあちゃんに言われて拝んでいたのよ。悲しかった!!」と、
ボロボロ泣きながら語りはじめる母。
恨み節も入ってきます…。
どちらも同じ母、どちらも12月の記憶。
感情の起伏はジェットコースターみたいです(これはもともとの性向)。
母の気分は、ちょっとのきっかけで、上がったり下がったり。
私も似たようなものなんだよなぁと、学ばせてもらいます。
目の当たりにさせてもらいつつ、
当事者としては、できるだけちょっとした出来事に振り回されんとこ…と学びを深めます。
また周りしては、こちらの話し方ひとつで、母の下げを抑える・回避することもできるし、
上げを支えることもできるなぁと、それも学習。
だからといってちゃんとできているかどうかは別物(そこは伸びしろ!)。
母に、老いを徹底して学ばせてもらえている実感があります。
淡々と、淡々と。