認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

位牌から始まるお墓探し

父方先祖のお墓の場所がわからないんですよね。
今すぐは無理でも、できれば見つけてあげたいなぁ。
40年前に祖母が亡くなったあとは墓守もいないはずなので。

小学生高学年だったか、中学入ってすぐだったか、
祖母の養女になる話が湧き上がりました。私が。

父は、他家の養子で兄弟はおらず、
祖母の姓(家)が自分で途絶えてしまうのが
祖母の心残りだったために、私にお鉢が回りました。
父もそれがいいと思ったようで。

私は「よその子になるのはイヤです」と、徹底抗戦。
それ以上の無理は言われず、その話はやがて終息。
日常が戻り、3年経たずに祖母は亡くなりました。

おそらく母自身が、私を「養女」に出すことに
形だけとはいえ、強い抵抗があったのでしょう。
今思えば、子が動揺しないように親が言葉を尽くして、
祖母の姓だけ継ぐことにしてあげればよかったのにとも思います。

祖母亡きあと、祖母が供養していた位牌…
祖母の先祖の位牌と、父養家の先祖の位牌はすべて、
私の母が引き継ぎました。
どちらもいずれ私が継いで供養することになるでしょう。
子がいないのでゆくゆくは合祀しなくては(大汗

 

実はこれら2つの家の、祖母方と父養家の墓所
わからなくなっています。
転勤族の悲しさで、母も兄も知らないと言います。
でも、繰り出し位牌の中の法名を見ていたら
これらを頼りに探していける気になってきました。

祖母亡きあと、
初めてお位牌が我が家にやってきた日から
私は繰り出し位牌の中を見るのが好きだったのです。
もしかするとすでにヒントをくださっていたのかもしれません。
嘘です、もともと民俗学的なことに興味があるからなんですが。
法名の筆跡が手がかりになりそうな。

父が継いだ養家の法名(俗名は私の旧姓ですが血のつながりはありません)。古くは明治からで、みなさん真宗でいらっしゃる。

 

祖母の家(私の血縁)の法名。おひとり浄土宗の方がおいでです。大正から始まっています。

ちなみに、お墓の場所がわからなくなっていることに対して
母はまったく気にしていません。
朝晩自宅仏壇でご供養していることもあるので余計?
もともと父のお墓にも全くお墓参りしていなかった人なので
母にとってお墓はどうでもいいんでしょうねぇ。
私は気楽でよいです。

【過去記事:お墓参りに行かない母のいいわけです】

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