1月の帰省初日のこと。
夕方、母がひとりで散歩に出かけました。
私は自室で仕事をしていましたが、
イヤな予感がして台所をのぞいてみたら、案の定、
水の入ったヤカンがガスにかけっぱなしで、
たぎっていました。
笛吹きケトルの口は開き、音は鳴らなくなっていました。
というか、怖すぎるわ。
そのあと民生委員さんと話したときに
「母、さっきもガスつけっぱなしでダメダメです…」
とチクリつつ、がっくり肩を落としてしまいました。
すると民生委員さん、
「あれ、でも、お宅はたしか、安心機能がついたグリルでしたよね。
ご心配でしょうけど、だったらかなり大丈夫ですよ」
と励ましてくださいまして。
ああ、そうでした。
少しは安全のバジェットとっているんだった…
と、言われて初めてちょっとホッとしました。
それでもやはり、火の不始末を目の当たりにすると不安マックスですが。
高齢者でも比較的安心なガスコンロ。実家はこれにしました。
残念ながら、母、言って直る状況ではありません。
それでも一応「ガス、つけっぱなしでしたよ。
とても危ないから気をつけてください」と母に言うと
「なによ、フクがいるから
そのままにしていたんじゃない」。
ああ言えばこう言う。
まあいい。
リンナイのセイフルを導入したのは
ちょうど実家のガステーブルが壊れたタイミングで、遠距離介護のスタート時。
2016年ぐらいだったかと思います。
IHか、ガスかですごく悩み、
料理好きな母が使えなくならないように、
使い慣れたガスを選びました。
あの頃はまだ、今よりはできることがずっと多かった母。
もしも、同じように選ぶなら
今なら迷わずIHにすることでしょう。
正直、もう、迷う段階にはないというか。
手荒な言葉を使うなら
「もし操作を覚えられないなら、もう料理はしないでください」
くらいの強さを持って説得すると思います。
もちろん、伝え方はソフトにやさしく、持ち上げながら、参りますが。
高齢者の免許証返上と近いものがあります。
ちなみにIHだから盤石というわけでは決してなく、IHコンロでも火災は起きています。ご注意、ご注意。
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タラレバですが、もしも今、実家の水回りをリフォームするなら
蛇口はすべてセンサー式の自動水栓にすると思います。
手を伸ばせば水が出るヤツです。※デメリットはよく調べてはいません。
浴室には、迷わず湯屋カランを採用します。
銭湯や宿泊施設のお風呂みたいに、
押すと1回分のお湯が出て勝手に止まるヤツです。
だって母、水の出しっぱなしが多くて。
毎回帰省時に一度は遭遇して、悲しい気持ちになっています。
今回は2回遭遇しました。
※「危険」軸ではありませんが、水は貴重な資源! 本当にもったいない…。
「止めなきゃ!」で超焦っていたのでブレてます。すみません。
もしも自宅水回りをリフォームする機会があれば
流しと洗面所はセンサー式の自動水栓、
浴室はやはり湯屋カランです。
我々もどんどん老いていきます。
そのためにできる対策はしておきたい…なんて考えるアラカン。
あっという間に本番ですからね。
安全のバジェットはとっておこう。
湯屋カラン、こんなのです~。
過去記事です。