認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母との日々は謎解きの日々

目覚めた瞬間に天の啓示を受けました。
お前にはアレがあるだろう!?

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HSPの私がいつも携帯している、み・み・せ・ん♡
そっか! 母の音読や歌が始まったら、さっさとこれを装着してしのごう。
音読がきつく感じるのは、母のせいというよりもHSPの問題だと感じます。
つらいものはつらいのよ。

 

12月26日、帰省初日の振り返り。
実家に行き、まず仕事部屋へ荷物を置きに、扉を開けると。

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なぜここに?

母が見たくないものを私の仕事部屋に入れるのはわかります。
クリスマスツリーは私が11月の帰省時に飾ったもので
リビングに置いていました。
今回帰省したらすぐに片付けるつもりでした。

【過去記事です】

以前は、飾ったクリスマスツリーが正月を越えようと節分を越えようと
全く意に介さない風だった母。
まだ「介護」の「か」の字もなかった二十代の頃、
帰省したときに季節外れのツリーを見て
「お、おう…」という気持ちになりました(帰省回数自体がわずかですが)。
なのにどうした風の吹き回しでしょう。
まあいい。


それが民生委員さんへご挨拶に伺った際に
理由がわかりました。


民生委員さんいわく、
クリスマスツリーが玄関に飾られていたのだそうです。
たしかに母に、「玄関に置いたらどう」と聞かれた記憶があります。
「去年もリビングだったから、リビングにしましょうよ。
いつも見られるのはリビングだし」
と言うと、「そうね」と応えた母。そのままリビングに飾っていました。
納得の「そうね」じゃなかったんだな。
どうやらその後、母は自分で玄関に移動していたようです。

民生委員さんが
「きれいですね。どなたが飾ったんですかと聞いたら、
『私にきまってるじゃない』とおっしゃっていたの。
私びっくりして、そんな面倒なこと(ツリーの飾り付け)、よくやったなと思ってね」

 

もちろん、飾り付けは私です。

はっはーん。民生委員さんに褒めてもらってうれしくて、
クリスマスすぎていつまでも玄関に置いておいてはダメだと思ったのではないでしょうか。

それで。「クサいものにフタ」で、私の仕事部屋にとりあえず入れといた、と。
たしかに、玄関以外…リビングの小さなツリーはそのまま置いてありました。
もともとはものすごく大雑把な人ですから、こちらがデフォルト。

 

母との日々は、毎日謎解きしている気持ちです。
わからないことを、なんとなくの謎として、頭の片隅にとどめておくと、
あるとき、その前後の母の言動とひょいと結びつき、
「こういうことかぁ(スッキリ)!!」となります。


この謎解きは私にしかできない…と自慢したいけど
だれにも自慢できません。
まあいい。

いやべつに、謎解きがしたいわけではないんです。

 

【今後の覚え書きとして】
母は周りに良い顔をしたい。 ⇒最優先事項 

ゆえに、季節の飾り付けは玄関がいい。 ⇒季節の飾りが自己顕示につながる

 

気がついているようで気がついていなかったなぁ。