Twitterで、たしかリツイートで流れてきて印象深かったものが、
保育所に行き始めた子の匂いと記憶の話でした。
「今日はどんなことがあったの?」「忘れた」と応えるお子さんに
質問の仕方を変えて
「今日はどんな匂いがいちばんいい匂いだった?」と聞いたら
するするとその日の出来事を話しだしたというものでした。
4歳児が保育園のことを「忘れた」という時に、質問を変えたらうまくいった話。(1/2) pic.twitter.com/pN92AGBbRb
— いそめしちかこ (@iso_meshi) June 8, 2023
そうか、匂いと記憶か。
我が母にも活用できるのでは!?
と思い、日課の夕方Alexa呼びかけで実践してみました。
「ねえねえ、ところで母さん。
今日いちばんいい匂いだったものはなんですか?」
「え、そんなのないよ」
(ですよねー)「そこをちょっと振り返ってみて
今日で、いい匂いだったのはなに?」
母の視点は左上に。左上は「過去」って言うよな。
「ああ! お外に干した洗濯物の匂い!
取り込むときにお日様のにおいがしてものすごく気持ちよかった。
やっぱり洗濯物はお外でお日様にあてないと。
風だけじゃあの匂いはしないからダメよ!」
※下線部分は、私の除湿乾燥機での乾かし方を暗に非難しています。
嗅覚で記憶が活性化するのは、本当かもしれない!
調べてみたら、認知症のもの忘れが目立ち始めるより早く
本当は、嗅覚の衰えが見られるのだそうです。そうなのか。
嗅覚、すごいな。
NHK健康チャンネルの記事。
毎日同じ時間、同じ場所に行くのにも、微細な匂いは違っていて
豊かな世界で生きていることが、しみじみうれしくなることがよくあります。
そうか、認知症になると、
この豊かさを失ってしまうのか。
さびしいな。
そして、以前、母が香水をつけすぎてくさかったのも、
そういうことなんだな。
ゆったり時間があるならば
本当は嗅覚トレーニングを母と一緒にやってあげたら
また違うフェイズがあるのかも、とも思いました(根拠はありません)。
互いに楽しんでやる分にはいいけど、こちらが結果に執着してやったら虐待だな…。
私自身が自覚して、匂いの意識を持とうとも思いました。
嗅覚トレーニング。このくらいならすぐできそう。
そして「バッハハ~イ」とコンビニに出かける母です。