認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

「ありがたい、ありがたい」が口癖の認知症母

日課の、夕方Alexa呼びかけ。
お弁当の届く日なので早めにと思い、夕方4時前に呼びかけました。
母がパタパタやってきて
「今お弁当を待っているところ!」
どうやら玄関で待ち構えていたらしいです。
お弁当を覚えていてくれたのはすごくうれしいけれど
4時から待ち構えていたのでは疲れちゃって母が気の毒。
夕方5時くらいになることもあるからです。
「5時くらいになることもあるから、
ちょっとTVでも見てのんびりしときましょうかね、母さん」と声をかけました。

日々波はありますが、今日の母は
「お弁当が来るのはありがたい。な~んもしなくていいんだから」
とニコニコごきげんさんでした。
「ワンパターンで、いつも同じメニューだけど
それでもありがたいわ」と言うので
「うん、母さん、あれは毎日違うんですよ」
一応訂正しておきました。
今度、毎日ちがうということを楽しめる工夫を
考えてみようかしら。

 

「それはそうと、明日は移動販売の日ですからね」と言うと
「本当に週に一度来てくれるの、ありがたい、助かる」
と熱烈歓迎してました。

「母さんみたいにありがたい、ありがたい言うてたら
倍返しになっていいことが山のように訪れますよ」と言うと
「もうすぐお弁当が来るのよ❤」

聞いちゃあいない。

まあいい。

 

母が移動販売に行くようになったのは
私が介護帰省を始めてから、しかも2018年頃からです。
難聴(片耳ろう)で外の音が認識できない母は、
週一で定期的に移動販売が来ていることを知りませんでした。
今じゃあ、移動販売の担当お兄さんに、いつも親切にしていただき
うれしいひとときを過ごしています。
それにしても、母は「ありがたい」が口癖になっていて
なかなかいいなと思います。
私に対して言ってくれることはほぼありませんけど。

まあいい。