認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母のコンプレックスを介護者で共有する

お風呂好きで、
何かというとすぐにチャポンしていた母が、
腰椎圧迫骨折以来、めっきり入浴しなくなりました。

冬だし、
私が帰省したときは、文句を言いながらも
一緒に入れるので、それで凌げるかしら
とも思うのですが、頭の片隅では気になってます。


受傷当初、ケアマネさんに
「お風呂はダメだそうです」と伝えたら
「ちょっとやそっと臭いくらいは大丈夫ですから。
今は骨折を治しましょう」と心強いお言葉でした。

ただ、帰省時、「寒い、キツイ」と、清拭するのもひと苦労です。
できるものなら、ヘルパーさんの清拭を受け入れてもらえると少し安心ですが、
まだまだ母にとってそのハードルは高いようです。

 

ケアマネさんは、母が施設利用を嫌がる理由をよくご存知です。
ほんの5年前まで、デイサービスなどに、母はボランティアとして伺って、
シャンプーあとのドライヤーなどのお手伝いをしていました。
「そんなふうに関わっていたのに、自分がお世話になるとか恥ずかしい!」
もっともだとも思います。
ヘルパーさんもそれを承知の上で、
「『お風呂に入りにきませんか』と、
デイサービスに誘ってみようと思うんですがどうでしょう?」
と、ご提案をいただきました。

とてもありがたいし、
あるいは上手に誘えば母が乗ってくることもあるかもしれません。
何事もタイミングとは思うのですが
もうひとつ肝心なこと。
「じつは母はハダカに対するコンプレックスが強く、
人様とおふろに入るのは、強い拒否感があります」

ということを伝えたら、ケアマネさんに
「よかったら、どんなコンプレックスなのか教えてくださいませんか」
と聞かれ、包み隠さずお話ししました。

 

母は思春期前に腸チフスを患い、
高熱が続いたせいで毛髪が抜けたといいます。
頭髪は戻りましたが、思春期になって体毛が生えてくることはなく、
それを強く気にしていました。
人と入浴することをことごとく避けて生きてきました。
体毛がない。人と違うことが、強いコンプレックスだったようです。

「そうでしたか」とケアマネさんがおっしゃったので
いざそういう局面にきたら、必ずやよいように
対策を考えてくださるものと信じています。


母がひた隠しにしていた難聴のことも、
体毛のことも、
母のコンプレックスについて他人と共有してしまったなぁ。

母さんごめんよ、とも思いますが、
母が楽に過ごせるためなら
そんなことはどうでもいいのだ、と思っています。
大事なことは母がごきげんさんでいられることですもの。

…お風呂なぁ。
とりあえず今回は、私の帰省を待って
サッパリしてもらおうと思います。

■以下、きのうのコピペで、アフィリエイトのジャンル別まとめ。まだほんの一部です。
  これから少しずつ整えて行こうと思います。ここから購入していただくと、フクにチャリーンとなります。    わたしの推しばかり集めました。

1番目:特大サイズ77×52センチ 2番目:毎年利用しているA2サイズ 3番目:毎年、暦でお世話になっている神宮館からA2サイズのカレンダーが出ているのをみつけたので、今年はこれにするかもしれません。
  

母は視覚障害を起こしていますが、まだ手帖をあきらめていません。
このUDダイアリーデザイン手帖なら見やすいのだそうです。UD手帖はみつからないのでおすすめです。B6とA5サイズがあります。

【冬のおすすめ】
冬の母の寝室の室温管理はデロンギにまかせています。
アナログの24時間タイマーでオンオフを設定。夜中に目が覚めたとき、朝起きたときにちぢみ上がらないようにしています。とても便利。助かっています。


【ご注意】以下の記事にもありますが、ご実家の電力容量にはくれぐれもお気をつけください。購入したけど使えない、ということにならないように! 私は実家の容量を30⇒50アンペアに上げました。以降は楽勝で使えています。

【遠距離介護、最初に揃えたいもの】
遠距離介護が決まったら、まずは実家のWi-Fi環境整えて、カメラ付きのEcho Showをセットします。
これで遠方から「呼びかけ」機能で、実家側は「取る」作業をせずに一方的につなげることができます。
不調時には再起動が必要となるのでスマートプラグがあったほうがいいです。こちら側はスマホで対応可能なので、最初の購入は親側1台でOKです。もちろんこちら側にもデバイスがあれば、より器機と親しめてスキルアップを図れます。

 

【ご注意】Echo Showは機器の名前。それで使うソフトが「Alexa(アレクサ)」。唯一の落とし穴は以下です、最新のWi-Fiを導入しようとするとハマります(私はハマりました)。 認知症対策】
認知症は日付の感覚を喪失します。できるだけ早めに
認知症になる前からでも、カレンダーの前にデジタル日めくりを
合わせて置くようにするのがおすすめです。
巨大な曜日は、認知症が進むと「これしかない!」って感じになってきます。
うちはお薬カレンダーも、デジタル日めくりとセットで置いています。
TVのリモコンは、「早く使うんだった!」と思いました。リモコントラブルが激減しました。

 

【難聴対策】
振動体温計は健常者にもおすすめです。とても使いやすいです。
フラッシュリンガーは音は切り、着信時に光るようにしています。電話を取れる確率がやや上がりました。
 

【衣料】
スリッパはあゆみシューズの室内履きにしています。

2番目は、あからさまな食事エプロンは嫌がるだろうと、おしゃれ系お食事エプロンを揃えました。がっ、スカーフ代わりに使ってしまうという困りごとが発生しました。

下着関連はこちらからどうぞ。

【手すりとステップ】
はじめは孤独に介護していたので、こういうものを自分で地道に揃えて母の動きをサポートしていました。とくに2番目の玄関の踏み台と3番目のアルミステップは日々大活躍です(たっちあっぷは母が嫌がり、現在納戸で待機中)。

これらは介護認定がおりると保険適用でレンタルできることもあるようです。担当のケアマネさんなどのにご相談ください。

【食べもん・飲みもん】
介護食は非常食もかねて常備しています。キユーピーさんの、いけます。
実家には小さいほうじ茶、ポカリスエットオロナミンCを箱買いして置いています。

 

【読むもん】
私の介護のベースになっているものです。3番目は子育ての本なんですが、親の介護でも夫婦関係でも変わらないと思って活用しています。

 

55enkyorikaigo.hateblo.jp

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