認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

Alexa呼びかけで起こすと、娘が帰省していると勘違い

母がベッドで過ごす時間も、寝ている時間も、
伸びた気がしますが、まあいい。91歳ですから。
そろそろ9時だし、起こそうかな。

Alexaから呼びかけると
「ちょっと、フク、どこにいるの!?」を繰り返す母。
「ほら母さん、画面の中から喋ってますよ!」
寝ぼけているところにリアルな声がして
夢かうつつかわかりませんよね、そりゃそうか。


実家にいるときは、向かって左の障子の向こうの窓の雨戸を開けて明るくして、母を起こすようにしていますので、障子の向こうに私がいると思って話しかける母(どうやら前夜雨戸を閉め忘れた模様です)。

だんだんハッキリしてきて
「それでフクは次いつ帰ってくるの?」
「母さんの誕生日に帰りますよ」
「それは明日なの? 明後日なの?」
…まあいい!

 

ところで、私が夜ごと母の夢を見るのは今も続いておりまして
しっかり毎夜会っています。
それを今日は母に話したところ
楽しそうに、うれしそうにしていました。

「それでどこで会っているの? 寝ても会えるの、いいわね」
「今日もこうしてたくさん母さんと会えて楽しかったです。また明日ね」
「またね」


こんな風に夜ごと会うのは、父が他界して以来のこと。
父の死後は毎晩毎晩夢で父に会い、かなり楽しくやっておりました。
ある日父が「しばらく会えなくなる」と言うので
「こういう関係でいいじゃない!ずっとこうしていよう」と引き留めたのですが、
父は去って行ってしまい、
泣きながら目覚めたら四十九日の朝でした、っていうオチがつきます。

でもまだ母、生きてるしな。
まあいい。何が起きても大丈夫だ。