認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

Alexaで会話が成立しがたいときもある

母はかなりきこえが悪いのは昨日の記事でも触れました。
Alexaでの母との会話も、
母の思い込みでなんとなく進んでいくことも少なくありません。
それは話の辻褄が合わなくなったときに
初めてわかるのですが。

 

たとえば服薬支援でも
「母さん、お薬です。まず目薬からいきましょうか」
「お弁当でしょ。見にいけばいいの?」
「いいえ母さん、目薬です。め・ぐ・す・り!!」
「さっき取ったけどまた行くの!?」
会話は見事に並行線で、私の言葉は完璧に無視されます。

 

きこえだけがおかしいのかというと、そんなわけでもありません。
土曜日夕方。玄関前に届いているお弁当をピックアップしてもらおうと
Alexa呼びかけをしました。
「母さん、お夕飯が届いたので取ってきてください」
「それはここにあるのでこれからいただきます」
(なぜかそこにお弁当保温袋がありました)
「いやいや、母さん、今、お夕飯が届いたから取りに行ってください」
「だから、今行ってきて持ってきたのがこれなのっ!💢」
ああそうですか、失礼しましたと通信を切って
防犯カメラを確認したら
届いたままになってるやないかーい!
まあいい。

安定の、短期記憶大混乱ぶりです。

さきほどまでのやりとりを自分の中で
「ご破算に願いましてぇは」とやって、気持ちを鎮めてから、
初めて連絡するふうに、もう一度Alexa呼びかけ。
「母さん、お昼ご飯が来たから、取りに行ってください」
今度はスムーズに聞こえた母、
「あ、そう。取ってくるわ」
と、が出ていき
無事にピックアップして戻ってきました。

お弁当を持ってきたとき、いつも母はわりとクールですが
今日のお昼は好物のカレーライスで、
持ってくるなり「じゃ、いただきまーす!」と、
いきなり食べ始めたのにこちらが驚きました。
カレー、好きですねぇ。

ご飯を食べられるのは本当にいいこと。
栄養つけてください。

 

わがまちにも春がやってきました。駅前の桜も咲き始め。

フジちゃんのつぼみも順調に育ってくれています。

それからこれも10年選手、実生のレモンが、初めて花をつけてくれそうな。まだわかりません。花芽かしら、葉芽かしら。花芽に見えるなぁ。