4月の帰省から帰京したその足で、
近所の整形外科や眼科に行き、
不調のあれこれを相談しました。
チキンだし、わりと病院好きです、わたし。
伺った整形外科で「ついでに顎関節症も診てほしいです」と伝えると
「それはウチでは無理。口腔外科へ行って」。
今お世話になっている歯科医先生は
受診のたびにはずれる私の顎を怖がるので相談できません。
新規で見てくれる口腔外科、いいところないかね…と思って探したら
ヒットしたのがこちら。東京医科歯科大学歯学部付属病院。
「顎関節治療部」というところがありました。どこから見ても専門です。
帰京翌日さっそく問い合わせたら、ギリギリ新患でも受け付けてくれるタイミングとのこと。
コロナ禍で、今後は初診は紹介書があるときのみに限られるそうです。
紹介書なしの初診受け入れに間に合い、ラッキーでした。
今サイトを見てみても、まだ初診を受け付けてもらえそうですがどうでしょう(上記サイトにある電話に要予約です)。
顎関節症の発症は二十歳のときで、以来35年のおつきあいです。
そもそも治るものだと思っていなかったので
ひどくなって自分で養生して、養生を続けて、小さい愁訴を保って…
を続けてきました。
なのでこの件では初受診。受診して、治ることもあるんでしょうか。
愁訴が改善したらめちゃめちゃうれしいなぁ。
飽きずに続けられるでしょうか。そもそも、治療ってあるの!?
初診時に、丁寧なヒアリングと触診、両顎のレントゲン撮影で、
「両側顎関節症」の診断が出ました。
レントゲン撮影時に、閉じた状態のほか、思いきり口を開けても撮影します。
「大きく開けることはできますが、顎がはずれます」と言うと、
「はずれてもいいので開けてみてください」。
撮影後に「はふれまひは(はずれました)」と言ったら
「ですよね。はめるのは、焦らずゆっくりでいいですからね」とふつうに対応してくださって、
気持ちがなごみました。
あごはずれても、マイノリティじゃない世界!
ものすごくうれしい…。
レントゲンでは、顎関節は炎症もなく、きれいな状態。
ただ、「生まれつきの骨の形…関節隆起が深すぎるのかも…」
みたいなことをおっしゃっていました。
初めて知りましたが、厳密に言うと
誰でも、大きな口をあけると、顎の関節が「はずれる」のが当たり前なのだそうです。
ただ、ふつうはすぐ元に戻ります。
「フクさんは、関節のところの出っ張りが長く、下顎が戻りにくいのかも」
とおっしゃっていました。
病歴が長いため、改善にも相応の時間がかかるそうです。
治したら、いいことあるかな! 今度の診察時に伺ってみます。
クラウンデンス症候群もあり、念のため、
顎関節に偽痛風がないかどうかを、後日MRIでチェックしました(画像診断はさらに後日)。
MRIは楽勝だと思っていたのに
顎関節は少し勝手が違っていました。
「音が鳴っているときは撮影中なので、絶対に口を動かさないで。
ツバを飲み込んでも、咳払いも絶対にだめ、奥歯を軽く噛んで舌もそのまま。
音をよく聞いてください」
と言われても!!!
スパルタな放射線技師さん。…緊張感が半端なかったです。
ほかではつけてもらえる防音セットがなく、
なかなかハードでした。めまいが…(汗
しかし、見るものすべてがもの珍しく
まだミーハー気分で廊下を歩いております。
過去記事、クラウンデンス症候群についての記述ですが…ちょっとしか触れていません。今度まとめよう。こんど…