認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

ワクチン接種を勧めてくる母

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新型コロナワクチン接種翌日。
特別な副反応はなく、
おかげさまで穏やかに過ぎていきます。なによりです。


朝、「肩がちょっと痛い。やっぱり注射のせいだ」と肩先をもみもみしながら起きてきました。
「あああ、そんなに揉まないで揉まないで…」
母は、的確に左肩の該当箇所を押さえています。
違和感があるので覚えられたのかもしれません。
「でも熱も出ないみたいだからよかった。もう出ないよね」と母。
「きっと出ませんよ、大丈夫。接種できてよかったですね」
「うん! ただ2回というのがねー。また痛いの、いやだなぁ」
「痛くなかったじゃないですか。あっという間に終わっていたの、知ってますよ」
「えへへへへ😆」
昨日の同じ時間とは別人です。毎日こうだと助かるな。

「また遠くの病院に行くのがいやだ」と今日もこぼしていました。
うちの近くにも病院があるから「2回目は近くでしよう」と何度も提案してきます。
「私もご一緒するし、デートだと思って、またまちでお食事しましょうよ」
「そうねぇ😄」 
ラクだー。昨日までとは天国と地獄…。


母の左手もふつうに動いており
機能的な問題もまったくなさそう。よかったです。


夕方には、「ねえ、私、どこに注射したの?」と聞いてくるので
「さあどこでしょう。忘れたらそのほうがいいから放っておきましょう」
「えー。首だっけかな、耳の下かな。いや、やっぱりこっち(前腕)かな」
前腕の虫刺され跡をサスサスしていました。肩はさすりもしません。
よきかなよきかな。


夜。今度は片肌脱いで、
「自分では見えないから見て。腫れてないよね。痛くないもん」
お。思い出したのか。
「まったく腫れてないですよ。ワクチンと相性がいいようですね。よかったね」
と言ったら、
「フクもすぐ打ったほうがいいよ」と言われました。
お、おう。


ちなみに一日に5回以上「フクはもうワクチン打ったのよね!」と言われるし
私の年齢は最近64歳になっています。

いろいろ惜しい。