認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母の「東京2020」

母は大相撲中継が好きです。
力士の名前などほぼ知らないのに
テレビの前で「がんばれ、がんばれ」とものすごく熱く応援しています。
対戦しているどちらも応援しているようで
決まった瞬間に悲鳴を上げることもしょっちゅうです。

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オリンピックが続きます。
母は、各スポーツのルールも知らなければ、選手のことも全く知りませんが、
ただ熱く応援するそうで、一日が終わる頃には結構ヘトヘトだと苦笑します。
「どの人も、国を代表してやってくるえらい人なので
どの国の方も応援したい」そうです。いいバランスだな。

月曜日は女子スケートボードの受賞に触発されたのか
「若い人が頑張っているので、私も負けられないわ。
スポーツじゃないないけど、
私は自分の持ち場の生涯学習で頑張る。

明日は熱中症の勉強なの。頑張らなくちゃ!」
と、めちゃくちゃ鼻息が熱い母。
…お、おう。


明日はその生涯学習のつどいです。
2回目ワクチン接種から2週間経過したし、
私としてもいろいろ安心です。よかったなぁ。
その節は皆様、様々アドバイスをいただき、ありがとうございました。


日課のアレクサ呼びかけが終わって自分の仕事をしていたら
母からまた電話がありました。
「あのね、今年は2021年なのに、どうしてこのスポーツの大会は“2020”と言ってるの?」
「この大会はオリンピックで、
本当は去年2020年に開催するはずでしたが

コロナ禍のために1年延期になり、
名称は従来のものをそのまま使うことになっているからですよ」

ざっくり解説すると、「さすがフク」と褒めてもらいました。
ハードルが、押し入れの敷居くらい低いです。まあいい。褒めてもらったし。

きっと明日、集まるお友達とおしゃべりしたいんでしょうね。
記憶はあやふやだけど、
そんなことには臆せず、めっちゃ前のめりな母。
きっと多動のおかげでもあります。
でも、悪くありません。