高齢ADHD母の遠距離介護記録

89歳独居の母は要介護1。高齢者のADHDと。東京~九州で、遠距離介護しています。私1965生。介護しながら母娘関係をおさらい、修復しています。

形あるものはいつか滅す

うれしの茶を毎朝低温でじっくり淹れます。
淹れ終わってから茶葉をあけて急須をすすいだあと
いつもと異なる小さな音がしたのでのぞいてみると
茶こし部分がそのままはずれていて驚きました。

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1枚目:底に茶こしが落ちています。この音でした! 2枚目:珍しいのではずれた茶こし部分のアップ。3枚目:裏から見るとこんな感じ。定期的に酸素漂白剤かけていましたが、裏は結構スゴイ汚れでした!

陶器製の急須で茶こしがはずれるのを始めて見ました。
さすがにここを継ぐことはできなさそう。
毎日使うことからは卒業でしょうか。
ティーパックならまだ使えます)

思えば、2010年頃だったか、不注意でものを落として口を折ってしまいました。
幸い口が折れただけだったので、
折れたところを来る日も来る日も紙やすりで磨きあげて“短い口”にして
復活させました。

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磨きあげて復活させてから10年は使ったと思います。
とても手に馴染む急須でした。お疲れ様。
毎日おいしいお茶をありがとうね。
卒業は寂しいけれど、こんなふうに使いきったのはうれしいような。

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さて明日からどうしよう。
急須は2つ持っていて、もう一方(写真手前の赤)は亡き義母から受け継いだものです。
義母とは器の趣味が似通ってました。
すごく気に入っていますが、毎日使うには、少しだけ小さく感じます。

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一方、中にステンレス製のデカい茶こしがついた
古い急須風ティーポットも出してきて試してみました。
19歳(1984年)に、富田林の西友で購入したモノだと思います。
ほうじ茶など大きな茶葉を淹れるのはいいですが、煎茶向きではありません。
茶葉の沈み方が半端で、繊細な味わいが引き出せない…。
それと、私は金属アレルギーなので、
お茶を淹れるのに金属茶こしを使うのはやっぱりナシ。
微妙に落ち着かなくて、
“気にしぃ”の私はやかんも陶器製を使っています。

 

しばらく悩んでやはり、実家の母に購入したのと同じ急須で
色違いを自宅用にあつらえました。実家は白。自宅には青白釉を選びました。
届くまでにひと月ほどかかるそうです。
これは実家で使ってみて、大きさがいいのと、茶こしの穴の仕事が丁寧なのと、
年を取れば取るほど使いやすいデザインだと感じ、惚れ込みました。
もうすぐアラ還ですから!

できれば20年は使いたい。本当は私より長生きしてほしい。
そんなことを思いながらポチりました。

 

波佐見の白山陶器、大好きです。義母がまた好きでした、白山陶器

 

【余談 形あるものはいつか滅す】
釣りキチだった亡父。私が小学校4年生くらいのことです。たしか仙台港宮城県)あたりに釣りに連れて行ってもらったときに、父のたいへん高価なン10万円の釣り竿の先を、私がポキッと折ってしまいました。
衝撃です。私も衝撃でしたが、価値が充分にわかっている父の衝撃はいかばかりか…。しかし、そのとき、父は「形あるものはいつか滅す」と静かにつぶやいただけで、私は少しも責められず叱られませんでした。50年経っても、ものが壊れたときにふと思い出します。
父さん、大事なカーボン釣り竿を壊してごめんなさい。
形あるものは壊れるし、形のないものだって、似たようなもの。万物はどんどん変化していきます。だから今が愛おしいのかな。