認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

よそはよそ。うちはうち。

帰省時の振り返りです。

言いたかぁないが、「せっかく作った食事」も(←押しつけがましいw)、
母の無差別間食テロによって水泡に帰すことが何度か続きました。

その日も、あと30分で夕食というときに
私に隠れてポテチをつまむ母を見つけ
「母さん、もうすぐご飯ですからから💢」
「なにも食べてないもーん!」
「食べてるじゃないですか。今はもうおやつは食べないでく…」
♬ピンポーン!

怒鳴りあっているところに呼び鈴が鳴り、
うわ、お客様に聞こえただろうな、恥ずかしいなと出てみたら、
お隣妻さんでした。
差し入れのスコーンとイチゴを持ってきてくださって
ニッコリ笑顔で立っていらっしゃいました。

「なあに? お母さん、お菓子いっぱい食べちゃうの?
お元気ねぇ。もういいわよ、
好きなモノを好きなだけ食べさせちゃえば?」
「そうですよね、高齢ですものね」
「うちの義母も本当によく食べて、健啖家なの。
ホントすごいわよね、90代なのに!」
「本当ですね、ええ」

 

ありがたくスコーンといちごを頂戴して、
すぐ互いの家に戻りました。
なにか、少しモヤッとしましたが
こんなとき深追いすると、ロクなことはないし。

 

…と、10分程度ですぐ
「先ほどは余計なことを言ってごめんなさい。
それぞれの考えがあるし、
実の娘が母親に対するのと、嫁が義母に対する気持ちは
全く違うものだと思います」
ショートメールが飛んできました。

おや、私はなにか顔に出ちゃったのかしら。
だったら申し訳なかったなと思いました。

 

モヤっこの正体は、そういうわけでも多分ありませんが、
コミュニケーションの中で起きがちなバグなんだわ。
私もだれかに悪気なくやっちゃいかねないことだし
お互いさまです。気をつけようと思いました。

まあいい。

というわけで、翌朝の朝ご飯。ごちそうさまです。いただいたスコーンとイチゴも。

後日、隣家妻さんからは作りたてお赤飯の差し入れも頂戴いたしました。ありがたいよぅ。帰省直前のあり合わせ御膳でございますw

 

関係ありませんが、今クールのドラマ『不適切にもほどがある』6話で、「ふざけんなよ! うちの親父を小バカにしていいのはなぁ、娘の私だけなんだよ!」という娘(純子)のセリフがめっちゃエモかった…。
介護でもときどき同じことを思っちゃうんだぜ、おばちゃん。