認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

正したいの私のクセなのか

日曜日、Alexa復活をかけて母とやり取りをしていたときのこと。
母が鼻声なのが気になって、突っ込みました。
「母さん。ちょっと鼻声。バスに乗るからコロナもらってきたんじゃないですか?」
「ずっと家にいて、どこにもお出かけしてないわよっ!!」
「えーっ、してたじゃないですか」
「してない!  いつした?」
「き・の・う、バスに乗ってお出かけしたわよね💢」


隣の部屋でやりとりを聞いていた夫が、終了してから
「お母さんは大丈夫?」と聞いてきました。
「大丈夫とは思うけど、鼻声だし、
最近はお出かけしていないことになってるみたい」
と答えました。
母がいかにお出かけ好きかをよく知る夫は苦笑します。

「でも、考えてみたら、お母さんは幸せだな。
だって、お母さんの中では3回目のワクチンも終わっているんでしょ?
危ないおでかけも一切していないことになっているんでしょ?
だからコロナの不安はないんだね。

それにお母さんはファミマの恵方巻きも、
市役所の特製恵方巻きだと誇らしく思っているんでしょ?

なにもかも盤石だし、不安なんてなーんもない。
こんな幸せ、ないんじゃない!?」

 

完全に第三者目線の夫、するどいです。
言われてみれば、その通り。
やきもきしているのは私だけかw。
…まあいい。

 

愛をもって細かく観察し続けること。
母の変化をキャッチすること。
微修正するのは、キャッチはしても是正はせず、
母が困らない以上は、母の線に合わせていくこと。
そういうことかな。
まあまあ、私も無理のないように。できる範囲で努めましょう。

 

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母が鼻声だったのは、この日お寝坊して
寝起きだったからのようです。
おかげさまで日曜も月曜も変わらず元気でした。

ところで画角の右端、ソファに積んであるシーツのかさがどんどん増していくのが
何気に気になっています。

気にしない、気にしない、正さない…。
正したいのは私のクセ…。