金魚を初めて飼ったとき、
金魚屋さんのお兄さんに教えていただいたことが
遠距離介護にも生きています。
とにかくよく見ること。
毎日毎日穴が開くほどよく見てごらん。そうすれば
必要なことは全部相手が教えてくれるから。
『カムカムエヴリバディ』の“あんこのおまじない”と似てるかも。
金魚に限らず、
母と対峙するなかでも言えることです。
視覚のみならず、五感を全部開いて、
それでもたりなくて、
六感、七感まで開いて。
ナウシカに出てくる「王蟲(オーム)」の触手みたいなものを持ち
全部スキャンしてみるような感じで母をみる。
見るから観る(みる)。
近づいて近づいて、それから思いきり引いて、
それぞれ角度と視点を変えながら。
なんなら内側からものぞいてみるような感じで、
小さな違和感、微細な変化、ゆれをすくいとり、
ためつすがめつ眺めます。
慣れてくると、瞬間に“王蟲(オーム)の触手”ができるようになる
…気がしています。
母だけでなく、「実家」に対してもやります。
「やる」というより、自然としちゃうんですが。
すると困っていることとかかゆいところを教えてくれる気がします。
「観る」ということは「興味」でもあるんですね。
まあ、母に限らず、大事なものに対しては自然とそうなるように思います。
HSPはそういうのをやりやすいという側面もありますし、
個人の特性を生かしているだけかもしれないし。
みたもの、得たものは整理して
「対策するもの」
「ただ受け取るもの」
「見なかったことにするもの」w
に分けて対処します。
金魚はその後お星様になりました。
こちらは約5年ぶりに咲いてくれたハイビスカスさん。10年くらい育てています。