認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

ヘルパーさん来訪6回目_母が作業をお願いした!

昨晩のリマインドを経て
朝8時「これからヘルパーさんがお越しですよ」のAlexa呼びかけです。
おや、起床したてのようです。
母、目覚まし時計ではなく(聞こえません)、窓からの光で目を覚ますので、日の出の遅い冬は、夏よりも起床時間が遅くなります。

「今日はこのあと8時20分にヘルパーさんがお越しですからね」と伝えると
「落ち着かないわねぇ。じゃあ、わたし、お参りの続きするから」
と、サクサクフレームアウトする、母。
お越しになると意識はしている模様です。しめしめ。


ヘルパーさんがお越しの8時20分に再び呼びかけて、
「母は昨日入浴して、今日そのたて沸かしで入浴しようとしているので
浴槽のお湯はそのままで結構です」
とヘルパーさんに伝えました。
それより先、前日私に電話をくださったときに
「先週伝えていただいた件、
冷蔵庫に下げてあった冷凍弁当が、多分そのまま入っています。
母に促しましたが『もう食べた』と言われてしまいます。おそらく
そのまま入っていると思いますがすみません。確認していただけますか」
と申し送りをしています。

 

作業終了時間の9時20分にAlexa呼びかけして
ヘルパーさんに状況を教えていただきました。
なんと今日は、母がヘルパーさんに
「古紙(新聞紙)をまとめてほしい」と依頼したのだそうです。
\(^_^)/
さらに、
「ヒモを取り出すときに、玄関の靴箱横の扉を開けたら
取っ手が少し壊れていて、『直してほしい』と言われましたが
できていません、すみません」
前から調子が悪いのをだましだまししていたんです。
私がちゃんと修繕します、ごめんなさい!!
早速30番手の針金買ってきました。これで修繕できるはず…(汗

これでどうでしょう!?

それにしても、
母が、ヘルパーさんに対して、作業をお願いするのは初めてなので
うれしく思いました。
そうそう母さん、その調子ですよ!

そしてお弁当はやはり、ご臨終状態だったと報告していただきました。
ヘルパーさんが、せっかく母のQOLを上げようと考えてくださっていたのに
それに添えず、申し訳ない気持ちでいっぱいしたが、
「おできにならないから私たちが伺っているのですから
お気になさらないでください」と温かなお言葉。
やはりプロって、すごい。
こちらの気持ちを軽くしていただきました。

それにしても、母はその場でシャキシャキ受け答えをするので、
ヘルパーさんも母から“できない”感じがほぼしないのだろうなと推察しました。
周囲のみなさんが、母の“聞こえていない”・“認知症気味”に気づかないのと似ています。

突出した、母のカモフラージュ能力(違

それにしても、きれいな空間に帰省できる幸せよ……。
しかも季節は、冬。